加藤ミリヤの【最後のI LOVE YOU】ってこんな曲

2008年リリースのアルバム収録曲

加藤ミリヤ【最後のI LOVE YOU】歌詞の意味を考察!何度も別れを繰り返しているあなたは要注意!の画像

女性の気持ちを歌った数々の恋愛ソングを生み出してきた加藤ミリヤ

小説家の一面を持つ彼女による、等身大のストレートな感情表現

そして複雑ではないのに深みのあるメロディーラインと切ない歌声が織りなす最高のハーモニーが魅力です。

その表現力で見えない心の中を可視化する才能は多くの女性に支持されています。

そんな加藤ミリヤの隠れた名曲最後のI LOVE YOU】をご存じでしょうか。

2008年にリリースされたアルバムTOKYO STAR』に収録されているアルバム曲です。

今回はこの名曲歌詞の意味を考察しつつご紹介していきます。

なぜ、【最後のI LOVE YOU】なのか…。そして一体どんな恋愛ストーリーが描かれているのでしょうか。

最後まで楽しんでご覧ください。

収録されているのはアコースティック・バージョン

加藤ミリヤ初のデジタルシングルとして配信された本楽曲

詳しくはWikipediaに次のように紹介されています。

彼女の3作目のスタジオ・アルバム『TOKYO STAR』の発売に先駆けて、2008年4月1日から先行配信された。本作は配信限定のアコースティック・バージョンとして販売された。その為、本音源はどのアルバムにも収録されていない。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/最後のI_LOVE_YOU_Acoustic_Ver.

本音源はアルバムにも収録されておらず、当然YouTubeなどでも配信されていません。

オリジナルバージョンを聴いてみたい方は音楽配信サイトなどで探してみてくださいね!

【最後のI LOVE YOU】の歌詞を考察してみよう

どんな恋愛ソングなのかに注目

加藤ミリヤ【最後のI LOVE YOU】歌詞の意味を考察!何度も別れを繰り返しているあなたは要注意!の画像

それではここからは、【最後のI LOVE YOU】の歌詞をじっくりと見ていきます。

くっついたり離れたりを繰り返している方へ聴いてほしい1曲です。

本当はどうしたいのか、この歌詞の意味を知ったらきっとその答えが見えてくるのではないでしょうか。

そしてハッピーエンドなのかそうでないのか、どんな恋愛ソングなのでしょうか。

それでは早速考察してみましょう。

これまでみたいに戻れると思っていたのに

何度となく別れる別れないを繰り返して
今度こそは最後 本当にお別れなんですね
「行かないで」
いつものように泣いてすがったなら
「もういいよ」って髪撫でてくれると思った

出典: 最後のI LOVE YOU/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah

冒頭の歌詞から見えてくる恋人同士のリアルな状況。

長く付き合っている2人なのでしょうか。これまでに何度も離れたりくっついたりをしているようです。

3行目~5行目の歌詞から想像できるのは、ちょっとわがままな女性の気持ち。

揉めたり、別れ話に発展すると、いつも泣いては彼を困らせていたのがわかります。

それが無意識なのか意図してなのかはわかりませんが、彼はきっとため息交じりに折れてきたのでしょう。

駆け引き上手な主人公はそうやって彼を振り回してきた事実があるのです。

だからこそ、最終行のように、自分の思惑とは違う彼の反応に戸惑っているのです。

小悪魔的要素があるのかもしれませんね。

はたまた、そうやって揉めては彼の気持ちを確かめる…。もしかしたらそんな意味があったのかもしれません。

読者の皆さんの中にも思い当たる方がいるのではないでしょうか?

冷静に振り返ればあんなに何度も揉めなくてもよかったのに、時には自分で喧嘩をふっかけたりして。

彼の気持ちを確かめたい、引き止めて欲しい、自分から折れることができないからつい泣いて水に流して欲しい。

そんな恋愛における駆け引きをしたことがあるのではないでしょうか。

きっとこの楽曲の主人公もそんな気持ちがどこかにあったのかもしれません。

手を振り払った彼

(何を話しても)伝わらなかった
(あなたの意志は)固かった 揺るがなかった
私の手をさっと振り払って
虚しい悲鳴が激しく鳴り響いた

出典: 最後のI LOVE YOU/作詞:Miliyah 作曲:Miliyah

今までと違う彼の反応に彼女は戸惑い、すぐに後悔したのでしょう。

これまでの積み重ねが彼にとって大きなわだかまりになっていたことに気が付かなかったのかもしれません。

彼女が何を言ってももう彼にその気持ちが届くことはなかったのです。

それよりもむしろ3行目のように手を振り払うほど、彼の気持ちは変わってしまったのでしょう。

彼女はショックのあまり泣き叫び、自分の元を去ろうとしている彼を止めようとしたのがわかります。

ここまできたらプライドなんて捨てて彼の気持ちを取り戻すことに必死になりそう。

悲しいかな、失うものの大切さはそうなって初めて気が付くものなのです。

これが本当に最後なの?