『時をかける少女』

【奥華子/ガーネット】歌詞を解説!「時をかける少女」にリンクした歌詞が切ない!曲名の宝石言葉にも注目の画像

人気アニメ映画「時をかける少女」

公開当時、9か月に及ぶロングランヒットという異例の記録を残すほどの人気っぷり。

毎年恒例のテレビ放映を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

「時をかける少女」を観ると夏を実感するのは筆者だけではないはず。

まさに、夏の風物詩ですね!

涙なしに観ることは出来ない「時をかける少女」

まず、この作品で世界中の評価を集めた監督を紹介します。

監督・細田守

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この映画の監督を務めたのは細田守監督

いまや知らない人はいないと言っても過言ではない人気アニメーター

「時をかける少女」の後も公開された映画は軒並み大ヒット!

細田守作品が公開されたら必ず映画館に観に行くという方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず。あのジブリとも比較されるほどですから。

細田守監督の人気はジブリにも負けず劣らず。圧倒的なファンの多さに驚かされます。

ポスト宮崎駿と言われるのも納得です。

そんな彼の作風について少し触れてみましょう。

青い空と入道雲

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細田守監督作品には必ずと言っていいほど美しい青空にモクモクと立ち昇る入道雲が描かれています。

ファンもこの入道雲に様々な思いを馳せているのではないでしょうか?

細田守監督が入道雲に込めた意味は一体何なのか。一緒に考えてみましょう。

まず、以下のインタビュー記事をご覧ください。

国内外で熱狂的なファンを持つアニメーション映画監督・細田守の最新作「バケモノの子」がついに完成いたしました。6月15日、東京国際フォーラムで完成披露会見及び完成披露舞台挨拶を行い、細田監督をはじめ、豪華声優陣が勢ぞろいしました。本作は人間界<渋谷>とバケモノ界<渋天街(じゅうてんがい)>という2つの世界を舞台に、バケモノ・熊徹とその弟子となった九太の師弟関係を通した成長と冒険を描いたオリジナルストーリー。 細田監督の作品にとってトレードマークともいえる、"夏の入道雲"をバックに行われたこの日の会見。監督自身が入道雲にこめた思いを語る場面もありました。もちろん、役所広司さんをはじめ、豪華声優陣からも注目のコメントが続々! 夏休みを彩るスケール感あふれる作品にふさわしい会見及び舞台挨拶の模様をレポートいたします。

登場人物の感情の変化を天候で表現することは他の監督の作品でも見受けられます。

細田守監督が描く入道雲には、それよりももう少し大きな意味が隠されているようです。

確かに、記事で監督本人が語っているように入道雲から「成長」といった明るい未来を感じます

主人公が未来へ向かっていく気持ちが表現されていると言ってもいいかもしれません。

そんな視点でもう一度「時をかける少女」を観てみるのも楽しそうですね!

作品の新たな魅力に触れられるかもしれません。

主題歌『ガーネット』

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シンガーソングライター奥華子が歌う主題歌「ガーネット」

映画の人気と相まって多くのファンから愛されています。

ここからは、映画の持つ魅力を存分に描き切った主題歌について詳しく見ていきましょう。

主人公・紺野真琴のような飾らない等身大な歌詞が共感を集めています。

まず、こちらのMVをチェックしてください。

映画本編では聴くことが出来ない弾き語りバージョンもグッとくるアレンジで魅力的です。

ぜひとも、この儚くも美しい音楽に耳を傾けながら記事を読んでほしいと思います。

儚く淡い恋心

グラウンド駆けてくあなたの背中は
空に浮かんだ雲よりも自由で
ノートに並んだ四角い文字さえ
すべてを照らす光に見えた

出典: ガーネット/作詞:奥華子 作曲:奥華子

詩的でありながら自然体な歌詞に惹き込まれてしまいますね。

難しい言葉や表現もない為、情景が思い浮かびやすいのが特徴です。

自分にとって特別な人に向ける眼差し。

その温かさと心惹かれる淡い恋心。

特別な人と過ごした日々を大切に想う気持ち。

好きな人と会えなくなってしまった現実。

真琴の千昭に抱く想いが痛いほどに伝わってきて、その切なさが胸に突き刺さります。

そう、この曲は真琴の歌なんです

不器用な真琴

好きという気持ちが分からなくて
二度とは戻らないこの時間が
その意味をあたしに教えてくれた

出典: ガーネット/作詞:奥華子 作曲:奥華子