福山雅治『桜坂』を徹底解剖！社会現象にまでなった名曲の歌詞の意味を解説♪

彼女を想う気持ちは間違いなく愛だと気がついていたのに、彼は上手く伝えることができなかったのではないでしょうか。

彼女もきっと彼を愛していたはずです。

でもうまくいい出せなかったのかもしれません。

もしも、彼がきちんと愛の言葉を伝えていたら、今も彼女と一緒にいることが出来たかもしれないのです。

桜ですら、人知れずそっと咲くことが出来るのに…。

彼は想いをそっと告げることも出来ませんでした。

桜の花は、彼の心内を知るかのように気を使ってそっと咲いているのかもしれません。

彼の心の中にはずっと彼女の面影が残っていて、数年たった今もその姿が変わることはありません。

おそらく、二人はしばらく会っていないのではないでしょうか。

愛していた彼女にはもう二度と会うことは出来ません。

彼だけが昔のまま、そこに残されているかのようです。

季節が何回変わっても、彼の気持ちは色褪せないのでしょう。

季節がめぐりまたこの桜坂に桜が咲くたびに

憧れた彼女の面影を思い出しながら

僕はここで生きていくつもりだと彼女に伝えたいのです。

彼女はかつて、彼のことを理解して応援してくれたのでしょう。

誰にも理解してもらえない夢だったのでしょうか。

彼は過去の時間に取り残されていましたが、ここでやっと前向きに生きていくことを決心します。

桜の季節は歩き出す季節でもあるのです。

最後はサビを繰り返し静かに幕を閉じていきます。

彼女を想う彼の気持ちが優しく歌われるパートです。

現実を受け止めて生きていかなくてはならないといった彼ですが、彼女をそう簡単に忘れることは出来ません。

むしろ、彼女への想いを支えに生きていくのでしょう。

彼女と一緒になるという夢は、まだ捨てきれていません。

叶えることが出来ないから、夢のままで大切に取っておきたいのでしょう。

これから時間が流れ、彼女との想い出は遠いものになるはずです。

けれども彼は心の奥に、彼女への想いを大切にしまっておくのではないでしょうか。

彼女を失った切なさが心をえぐるように伝わってくる一曲です。

本当に大切なものは失ってから気づくことが多いものです。

これからも多彩な才能を見せる福山ワールドを感じてみてください。

I wanna be with you and cool music!

最後に福山雅治をもっと知りたい人へ、彼の記事を紹介します。