「どろろ」は数々の化け物が登場するものの人間の欲や業といった普遍的なテーマが根底に流れています。
初めは無機的な存在だった百鬼丸が人間らしさを増していき、それをサポートするのがどろろの役割。
基本的に鬼神を始め化け物は悪として描かれますが、「女郎蜘蛛の巻」のような例外も登場します。
登場人物にはそれぞれの事情が丁寧に描かれ、単純な勧善懲悪な物語ではありません。
そして対照的なキャラクターのどろろと百鬼丸。
内容の振幅が激しいため、余韻に浸りながら聴く「さよならごっこ」は、毎回違った印象を受けます。
バンド名は「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝しだが“それでも”というところを歌いたい」から名付けられた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Amazarashi
これを見るとamazarashiのバンドとしてのスタンスから生まれたこの曲は「どろろ」とシンクロしています。
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バンドのスタイルはもちろん作曲の経緯は違いますが、女王蜂の「火焔」もリメイク版に欠かせません。
そして素顔を晒さないバンドとして知る人ぞ知るamazarashi。
いずれも心を揺さぶられる楽曲ばかり。
彼らの世界をもっと深く知っていただきたいと思います。
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「どろろ」の世界で描かれる生と死、善悪の世界観。
それはamazarashiが追及するテーマでもあります。
「さよならごっこ」の直前にリリースされたこの曲は独自の言語空間が構築されているのです。
amazarashiの歌詞をどう読むか、この記事は理解する手引きになるでしょう。
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