第三弾のヒロインはRINA!
1990年には、シリーズ第三弾(「クリスマス・エクスプレス」としては第二弾)として「X'mas EXPRESS'90」が放映されました。
彼女役には歌手、モデル、女優であるRINA(高橋りな)さんを起用。
テーマに「もう会えないかもしれない」を掲げ、前作・前前作に比べ、少し緊張感を持たせる恋愛ドラマさながらのシチュエーションとなっています。
東京都港区の公道の深夜のロケでは、ホースで路面全体を濡らして大掛かりな撮影が行われたそうです。
第四弾ヒロインは溝渕美保
1991年に放映された「Xmas EXPRESS'91」では、当時、期待の新人として話題を集めていた溝渕美保さんを起用。
クリスマスイブに新幹線の改札口で彼をまつ彼女を演じています。
この時のキャッチフレーズは「あなたが会いたい人も、きっとあなたに会いたい」。
溝渕美保さんの芸能活動は結果的に短いもので終了していますが、このCMは彼女の代表作として今に残っています。
※この年から表記をX'masからXmasに改めています。
シリーズラストを飾るヒロインは吉本多香美
毎年続いていた「クリスマス・エクスプレス」シリーズも1992年にラストを迎えます。
「Xmas EXPRESS'92」ヒロインは吉本多香美さん。
チーズの掛け声は吹き替えを富田靖子さんが担当し、山下達郎さんもさりげなくゲスト出演しています。
シリーズ唯一の乗車シーンも加えられ、豪華な作りとなっているようです。
まとめ
JR東海のCMをきっかけに知名度が急上昇した山下達郎さんの「クリスマス・イブ」は、地味なスタートを迎えながらも息の長い曲となり、発売から6年6ヶ月の歳月を費やし、オリコンチャート1位に初ランクインを果たします。
当時の最長記録を更新しています。
1991年1月にはミリオンを突破し、オリコン週間シングルランキングでは1987年-~2016年の30年間連続でトップ100にランクインし続け、稀に見る超ロングヒットを果たしています。
数々の記録を樹立した「クリスマス・イブ」ですが、山下達郎さん本人も「間違いなく私の代名詞となって残るであろう一曲。自分の全作品中、詞・曲・編曲・演奏・歌唱・ミックス、すべての要素がバランスよく仕上がった数曲のひとつ」と語ったそうですよ。
これは2012年発売のベスト・アルバム『OPUS』の歌詞カードに一言コメントとして綴られているようです。
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