柴咲コウ「大切にするよ」

柴咲コウ【大切にするよ】歌詞の意味を徹底考察!私が生きられる理由は何?特別な祈りに託した想いとはの画像

柴咲コウは、1998年に女優としてデビューし、2002年にシングル『Trust my feelings』で歌手デビューを果たしました。

彼女の楽曲ドラマ主題歌としても用いられるなど、今までに多くの人の耳に留まっています。

今回ご紹介するのは2009年3月4日に発売された、彼女にとって18枚目となるシングル曲「大切にするよ」です。

この楽曲同年に公開されたアニメ映画主題歌にも選ばれました

映画『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』(2009年3月7日公開、全国東宝系)の主題歌。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/大切にするよ

今回の記事では「大切にするよ」の歌詞にフォーカスを当て、そこに込められた意味を探っていきます。

この楽曲柴咲コウ本人によって作詞されており、その意味にも本人の意志が反映されていると考えて良いでしょう。

そこにはどのような想いが隠されているのでしょうか。

「あなた」の今を想う

想いを馳せる

柴咲コウ【大切にするよ】歌詞の意味を徹底考察!私が生きられる理由は何?特別な祈りに託した想いとはの画像

あなたは今どこに住んでるかな
元気でいるのかな 寒くはないかな

出典: 大切にするよ/作詞:柴咲 コウ 作曲:市川 淳

まず出だしの歌詞パートでは、主人公が「あなた」に想いを馳せている様子が窺えます。

主人公は彼女にとって特別な存在であると思われるその人物が、どこかで穏やかに暮らしていて欲しいと考えているのでしょう。

そこには主人公の思いやりが透けて見えます。

主人公と「あなた」は一体どのような関係性を持っているのでしょうか。

元気なのに今はもう会えない大切な存在というのは、2人の間に生きながらにして別れが訪れたということを意味しています。

このことから「あなた」と呼ばれる人物は、主人公の元恋人なのではないかと推測することができるのではないでしょうか。

別れてしまった後も主人公は元恋人を大切に思い、こうして彼の存在を思い出しているのだと考えられます。

未だに冷めない主人公の元恋人への深い愛情が感じられる歌詞です。

主人公の願い

柴咲コウ【大切にするよ】歌詞の意味を徹底考察!私が生きられる理由は何?特別な祈りに託した想いとはの画像

困った顔しないで 投げだしたりしないで
後戻りはしないで 暮らしててね、笑っててね…そして

出典: 大切にするよ/作詞:柴咲 コウ 作曲:市川 淳

この歌詞パートでは彼女から元恋人への気持ちが吐露されているのでしょう。

全体を通して彼女の「こうして欲しい」という想いが記されています。

しかし今では2人はもう恋人同士ではないため、これは主人公からの一方的なお願いです。

これは今「あなた」がそうであって欲しいという彼女にとっての願望を表しているのではないでしょうか。

2行目に書かれている「後戻り」というのは具体的に何を表しているのでしょう。

これは主人公とよりを戻すことを意味しているのではないでしょうか。

もしかしたら2人は別れてからまだ日が浅いのかもしれません。

だからこそ、そんな展開もまだあり得るのでしょう。

しかし主人公はそれを望んではいません。

彼女が望んでいるのは彼がただ平穏に暮らして、悲しまずに笑っていてくれることなのです。

主人公は彼と付き合っていた時、彼のことをよく傷つけて悲しませてしまったと考えているのではないでしょうか。

だから今はそんな自分から解放されて、彼らしく生きていて欲しいと思っているのでしょう。

変わらないもの

彼の幸せを祈って

柴咲コウ【大切にするよ】歌詞の意味を徹底考察!私が生きられる理由は何?特別な祈りに託した想いとはの画像

いつかはあなたも大人になって
出会った人と恋に落ちる
そんなときにも どこかで手を合わせ祈ってる

出典: 大切にするよ/作詞:柴咲 コウ 作曲:市川 淳

前述のパートから、「そして」という接続詞で繋がっているこの歌詞パート。

ここでは「あなた」の未来について言及されています。

主人公は、元恋人がこれから新たな恋を見つけることを願っているといいたいのでしょう。

もう前までのような親密な関係では居られないけれど、彼の幸せを願っている主人公。

彼女の心には「あなた」に対しての深い愛情が存在してるのが分かる表現です。

たとえ彼が元恋人であったとしても新たな彼女を作ることを許容することは普通であればできません。

彼のこれからの未来が幸せであることを祈っている。

主人公がそこまで彼のことを思えるのには、何か理由があると考えられます。

その理由というのは彼と過ごした時間が彼女にとってかけがえのないものだったことに起因しているのではないでしょうか。

だからこそ別れを経てもその愛情を失わず、彼の未来を想っていられるのでしょう。

主人公が前を向いていることが分かる歌詞パートです。

変わらないところ