謎のバンド「yahyel(ヤイエル)」
バンド名は、ニューエイジ思想家バシャールによる造語で、2015年以降に人類が初めて接触する異星人(宇宙人)を指す。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Yahyel
今回スポットを当てるのはyahyel(ヤイエル)という謎の5人組クリエイター集団です。
ピッチフォーク・チルウェイヴといった海外の先鋭シーンとリンクした音楽性。
極力パーソナリティを排除したアートワーク。
2017年までは匿名性を重視するためメンバーの露出を極力控えていたのでご存知ない方も多いと思います。
しかし2018年から新たなフェーズに移行したのでしょう。
フルアルバム「Human」のリリース時には5人揃ってテレビに出演。
アルバムの詳細を語っていたのが印象的でした。
ここで全員の性別が男性であること、氏名からおそらく日本人であろうことが判明します。
水曜日のカンパネラのコムアイとコラボ!
「Human」で「宇宙人」から「個人」の表現へとフェーズを変えたyahyel。
歌詞の内容にもよりパーソナルな表現が増えています。
さらに2018年11月には水曜日のカンパネラのコムアイとのコラボ曲「生きろ。」を発表。
これはyahyel初の日本語タイトル曲です。
意外な組み合わせに驚かれた方も多いことでしょう。
プロフィールを徹底調査!
以前とは違い、より開かれた視点で作品と向き合いだしたyahyel。
2019年、彼らは本格的に日本の音楽シーンに食い込んでくることでしょう。
そこで今回はyahyelのメンバーのプロフィールを徹底調査!
経歴・出身地・音楽的背景など様々な視点から彼らの素顔に迫ってみたいと思います。
ボーカル:池貝 峻(いけがい しゅん)
最初に紹介するのはyahyelでメインボーカルを務める池貝峻(いけがい・しゅん)さん。
Gai名義でDJ活動も行っています。
2015年の結成時は3人体制だったyahyelのオリジナルメンバーの1人です。
正確な生年月日は不明ですがメンバーは皆1992年前後に生まれています。
気になる経歴等についても調べてみましたが断定できるプロフィールは見つからず。
しかし国籍は過去の発言から推察すると日本だと思われます。
またyahyelのメンバー5人中ドラムの大井さんを除き全員が慶応義塾大学出身です。
時期等詳細は不明ですがアメリカのモンタナ州とスウェーデンに留学経験があるとの調査結果が判明。
英語で表現を続ける理由はどうやらこの辺りにありそうです。
yahyelのキーパーソン!
yahyelのキーパーソンは池貝さんといえるでしょう。
その理由はyahyelの楽曲の骨格を作っているのが池貝さんだからです。
楽曲制作に一風変わったプロセスを取るyahyel。
基本的には池貝さんが最初に作った骨組みを各メンバーに周回させてゆきます。
その後は各々がサンプルを加えたりリズムを調整したりを繰り返すそうです。
最終的にはメンバー5人が集まり詳細を詰めることで楽曲は完成。
楽曲ごとに5人のコラボレーションを行うようなプロセスがyahyelの特徴といえそうです。
池貝さんは「禅の修行僧」タイプ
2018年の「Human」以降、池貝さんの感情表現に重視を置いた楽曲制作を行うyahyel。
特にその傾向が顕著なのが2018年に発表されたシングル「TAO」のMVです。
呪術的なビートに合わせ舞い踊る池貝さんはまるでシャーマンのような雰囲気を醸し出しています。
オリジナルメンバーの1人である篠田さん曰く池貝さんは「禅の修行僧タイプ」。
実際に「TAO」とはかの有名な老子の残した道徳的規範である「道」を表す言葉です。