ここでは、泣いている太陽に向けた想いが書かれています。
複数回同じフレーズを続けることで、「泣かないで」という想いが強く感じられるのではないでしょうか。
“七色の大きな弧”
太陽の涙を拭う
虹がかかる青空の下
七色の大きな弧を描く
優しく微笑みながら
出典: 太陽雨/作詞:キヨサク 作曲:キヨサク
新たに“虹”の存在がここで加わります。
生きていると悲しい時や苦しい時、涙を流してしまうことだってあります。
そんな時は我慢せずたくさん泣くこと。
そうすることで、きっと少しずつ心の曇りはなくなっていくのではないでしょうか。
その時は小さな結果として、終わったように感じるかもしれません。
しかしそれが、いつか心の中に虹を生むきっかけになるのです。
“Don't cry any more”
歌詞に込められた想い
逆説効果
歌詞を紹介する前に、「太陽雨」という曲がどういったものなのかを紹介しました。
そこで使用した“逆説的効果”という言葉。
歌詞は最終的に何を伝えようとしているのか、それを考える時に必要になるのがこの言葉です。
泣いてもいいんだよ
“逆”、つまりは事の反対。
最後に「泣かないで」を意味するフレーズがありますよね。
この意味を反対の意味として捉えてみると、次のような想いを感じられるかと思います。
それは「泣いても良いんだよ」ということ。
「泣きたいときは我慢せずにたくさん泣いて、また輝いてほしい」
「そうすれば今までよりもっと強く、輝くことが出来るから」
これがMONGOL800が伝えようとした想いなのではないでしょうか。
まとめ
MONGOL800の「太陽雨」という曲を紹介してきました。
文字だけ見ていけば悲しい歌のように思えるかもしれません。
しかし、歌詞の意味を解釈することで、アーティストが何を伝えようとしているのか。
その本質がわかってくると思います。
「太陽雨」では“逆説効果”という特徴的な表現を使用しています。
この要素があることで、歌詞がより深いものになっていると思います。
今回を機に、ぜひMONGOL800の多くの音楽に触れてみてください。
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