恋だとか愛するとか
本でたくさん読んだわ
どんな事するかも知ってる
出典: 「良い奴」/作詞:つんく 作曲:つんく
少女向けの雑誌や漫画は、恋愛についての話が多いものです。
そのために、女の子は同世代の男の子に比べて知識が豊富。
それだけ恋愛にたいしての興味が強いということでしょう。
そして、3行目のフレーズにはドキっとしてしまいます。
つまり付き合った男女はどういうことをするのか?ということですね。
ある意味で、現実主義的な女性ならではの目線と言えるでしょう。
少女ながらも、女性としての覚悟が見てとれます。
中学生あるある
中学時代の彼とか
たった2週間だけど
毎日ドキドキしてたわ
出典: 「良い奴」/作詞:つんく 作曲:つんく
1行目を見ると、彼女は中学生ではなく高校生なのかもしれません。
そして2行目は「中学生あるある」なのではないでしょうか。
恋に恋するお年頃なだけに、恋愛の真似事をしてみますが、大抵はうまくいかないもの。
それこそ相手も中学生だったとしたら、子供同士ではなかなかうまくはいきません。
彼女にとっては苦い経験として記憶されているのでしょう。
しかし3行目にあるように、嫌なことだけでもなかったのかもしれません。
未来の自分
いつかはきっと普通のOLして
週末素敵なデートして…
そういう未来は想像つく
出典: 「良い奴」/作詞:つんく 作曲:つんく
今の自分ではない、いつか訪れるであろう未来の自分の話ですね。
もし今の彼女が、すでに社会人ほどの年齢であったなら、ここまで迷うことはなかったのでしょう。
恋愛にたいしての経験が浅いから、彼の熱烈なアプローチに彼女はこうして悩んでいるのでした。
華やかな未来を生きている想像上の自分。
そこでは何の問題もなく、彼と楽しく時を過ごしている姿が映っていることでしょう。
2番サビ部分の歌詞解説
証明はできないけれど
焦らないでだってまだ早すぎる
本気だって言うけれど なによそれ
10年先でも
今と一緒くらい愛せるって証明出来る?
出典: 「良い奴」/作詞:つんく 作曲:つんく
彼からすれば当然のアプローチでも、彼女にとってはやはり時期尚早。
いくら熱烈なアタックをしてみたところで、彼女には不安の方が強いのです。
その部分を理解してあげて、今は一歩下がってあげるということ。
それが、年上の男性としての取るべき行動かもしれません。
10年先でも、20年先でも今の気持ちは変わらない。
「証明」はできないけれど、「約束」することはできるでしょう。
ごめんね
性格も大人しそうな子だから
束縛出来そうな気がしたの?
愛ってなんだろう
それを考え始めると怖くなるの
ご・め・ん・ね
出典: 「良い奴」/作詞:つんく 作曲:つんく
1・2行目は、もし彼が図星だったとしたら非常に鋭い指摘ですね。
束縛しようというつもりはないのでしょうが、彼女からするとそれくらいの決断になるということ。
3行目についての答えは、結婚を考え始めたときあたりから分かってくるものかもしれませんね。
彼女にとっても、彼にとってもまだ早い問題かもしれません。
そして最後のフレーズ。
どうしても不安な気持ちが勝ってしまった彼女が出した答えです。
年上の彼の熱烈なアプローチにたいする彼女の答えは、残念なものでした。
単純に好き合っていればうまくいくわけでもないのが、恋愛の複雑なところですね。