そして歌詞からは、一人で家で自分の好きなことをしてほしいと相手に述べます。
一人で好きなことをすれば悩んでいたことも忘れられる可能性があるからです。
歌詞の3行目では一緒に会う約束をしています。
どんな天気であってもとりあえず会おうとしているのです。
さらに「約束だよ」ではなく「指切り」をしていること。
このことから、絶対に相手に会うという気持ちが伝わってきます。
さらに、会わなかったら殴りに行くと述べています。
殴りに行くということは、結局相手に会いに行くということなのです。
どんな天気であっても会いに行く。
そしてもし相手が会わないと言っても会いに行く。
結局明日相手に会いに行くという強い気持ちがこの歌詞の5行目から伝わってきます。
相手のことをとても大切にしていることがわかるのではないでしょうか。
救い出したい
私が聞くよ
無理に笑えとは言わないけど
一緒にいて正直楽しくない
言いたいこと悩みがあるのなら
なんでも聞いてあげるさ
出典: RING DING/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
歌詞の1行目と2行目からは先ほどにも出てきたような歌詞がまた登場します。
せっかく会って話しているのに、相手が悩んでいるようでこちらもつまらない。
そんな気持ちがありながら、歌詞の3行目、4行目ではとても素直になっているような表現です。
先ほどは相手のことを「ぶりっ子」と言って突き放しているような印象でした。
しかしここでは「悩んでいるなら聞くよ」というようにとても素直な気持ちが表れているのです。
この歌詞の4行は、前半と後半で相手に対する感情が正反対なものであることがわかります。
相手に対して自分が嫌だと思うこと、そして相手に対しての優しい言葉。
そんな相反する言葉をどちらも言うことができるのは、信頼関係のある間柄だけです。
自分と相手はとても信頼しあっている友人同士なのではないでしょうか。
全部吐き出せ
だから陰口悪口どんとこい
全部笑いに変えてあげる
いちいち根暗になってうずくまってるとかうざい
ほっとけとか言うならまじでほっとくぞ
カッコつけんな
出典: RING DING/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
歌詞の1行目と2行目からは愛情が伝わってきます。
どんな暗い言葉も自分が笑い飛ばしてあげられるような言葉に変えてあげる。
だから自分はどんなことでも受け入れてあげるという気持ちがわかります。
しかしながら歌詞の3行目から突然態度が変わるのです。
「うざい」「ほっとくぞ」「カッコつけんな」など、また突き放したような言い方です。
優しさを見せているのに相手の態度が変わらなければ、このようなことを言ってしまうかもしれません。
しかし、こんなことを言うことができる間柄であることがわかります。
そして、自分に頼ってくれないことにまた苛立っているのでしょう。
本当に相手を悲しみから救ってあげたいという気持ちが遠回しに伝わってきます。
愛情
会いに行くから
今日はとりあえず家にいて映画でも観なよ
アホらしくなって気づけば眠りについてるだろう
明日コロッと機嫌直して出てこいよ
指切りげんまん嘘つくまえに
会いに行ってあげる
出典: RING DING/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
そして先ほどと同じような歌詞が出てきます。
今日は無理に自分と会わなくても良いから、好きなことをしてリフレッシュしてほしいのです。
リフレッシュしたら明日また会おうと約束しています。
そして歌詞の5行目ではストレートに「会いに行く」といっています。
たとえ相手の機嫌が直っていなくても、自分から会いに行くということです。
「リフレッシュできなくても自分がいる」というような意味が込められているのです。
歌詞を見ているとこの曲の主人公はとてもツンデレな性格だということがわかるのではないでしょうか。
吹っ飛ばしてあげる
いいことを探しにいくよりも
一緒にいれば割とどうでもよくなるさ
「時の流れに身を任せ」ってよく言うでしょ
「元気を出せよ」
出典: RING DING/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
そして相手と会ったときの話がこの歌詞では表現されています。
先ほどから何度も「家で好きなことをすれば忘れる」といっていました。
しかし、ここでは「自分と一緒にいれば忘れられる」と述べているのです。
これまでは1人で何かをして忘れようとしていました。
しかし今回は「自分が相手の悩みを吹っ飛ばしてあげる」というような気持ちが伝わります。
一緒に何かをして話したり遊んだりしていれば、きっと知らない間に笑顔になっているということです。
そして歌詞の4行目。
この言葉に鉤括弧がついています。
つまり相手に対して発言をしているのです。
先ほどまで様々な言葉で相手に対して想いをぶつけてきました。
しかしここでついにはっきりと言葉にしています。
とても愛情が伝わってくるのではないでしょうか。