皆さんは「欅坂46」はご存知ですか?
難しい漢字ですが、「けやきざか」と読むことは、最近のメディア露出で知られていますよね。
パフォーマンスも素晴らしく、私も好きなグループのひとつです。
しかし、ひらがなで書く方の「けやき坂46」が存在することは知っていましたか?
このグループに、「永遠の白線」という楽曲があります。
そもそも「欅坂46」と「けやき坂46」の違いって?
漢字欅とひらがなけやき
ファンの間では、「漢字欅」と呼ばれている「欅坂46」と「ひらがなけやき」と呼ばれている「けやき坂46」。
もともとは欅坂46の方が先に生まれたグループです。
その欅坂46に遅れて加入した長濱ねるという女の子に「仲間を作ってみてはどうだろう」というコンセプトで生まれたのがひらがなけやきこと「けやき坂46」なのです。
ひらがなけやきの軌跡
その後ひらがなけやきの主役である長濱ねるが、欅坂46の方に完全移籍してしまい、けやき坂46は宙ぶらりんの存在となります。
運営側もどうポジショニングしたものか戸惑っているのが現状のようですが、数々の名曲を秋元康が書いたことにより、その存在がようやく光りだしたところです。
2018年1月30日~2月1日までの、けやき坂46としての単独日本武道館3days公演も好評のうちに終了し、彼女たちはこれからアイドル界で輝いていきそうです。
「永遠の白線」はひらがなけやきの魅力満載!
そんなけやき坂46の名曲といえば、「永遠の白線」。
往年のアイドルポップスを彷彿とさせる穏やかで聴きやすい曲調に、欅坂46のケレン味がスパイスとして入っている、聴いた人全員が「推せる!」と思う青春ソング。
メンバーチェンジしてからも歌い継がれていて、手足をパッと広げる振り付けの部分でファンがあげる掛け声も楽しい一曲です。
振り付けが完璧に揃っているのは漢字欅の方なのですが、観ていて「楽しそう」と感じるのは断然ひらがなけやきです。
グループが一体となっている様子がとてもよくわかるんです。
「永遠の白線」の歌詞、パート割大公開!
楽曲の構成
「永遠の白線」の曲構成は、こうなっています。
サビ
1番Aメロ
2番Bメロ
サビ
2番Aメロ
2番Bメロ
サビ
大サビ
この構成の中で、繰り返されるのが、「白線」をどこまで引くのか、それをどうするのかという問い。
2番のサビではこのような歌詞で問いかけられます。
「永遠の白線」の歌詞
白線そんなに引けない
限界よりももっと手前で
伸ばした手をやっぱり下ろそうとする
ここで終わりでいいのか?
夢と石灰はまだ残ってるはず
誰も行ってない永遠はこの先だ
出典: 永遠の白線/作詞:秋元康 作曲:石井健太郎
この「永遠の白線」、とにかく2番の歌詞がとてもよくて、それをきゅっと締めるアクセントとしてこのサビがきます。
「青春はどこまで続けられるのか」「人生のレールはどこまで引かれているのか」という、思春期の疑問を見事に描いている歌詞です。
未来の自分を信じて、石灰で白線を引き続ける…そんな決意が見えます。
パート割ですが、1番Aメロはとしちゃんこと加藤史帆が前半を歌っています。
後半は久美ちゃんこと佐々木久美が担当。
久美ちゃんは2番のAメロ最初部も担当しています。
2番のAメロ中間部は紗理菜こと潮紗理菜が担当、最後部はまなふぃーこと高瀬愛奈が歌い上げます。
爽やかな楽曲を背負うセンターは柿崎芽実!
この「ザ・夏曲」という感じの「永遠の白線」をセンターで歌うのは、めみちゃんこと柿崎芽実。
それまでは若干ポジショニングが流動的だったのですが、「ひらがなけやきSHOW!」の放送をきっかけに、めみちゃんがセンターに確定したと言っても良さそうです。
めみちゃんは2017年に行われたひらがなけやきの全国ツアー幕張公演のリハーサル中に事故が発生。
なんと左手首骨折という怪我を負ったことがあるのです。
そのときに書いたブログのお知らせの文章がとても丁寧でファンのことを第一に考え、メンバーへの気遣いまで見せるという完璧なものでした。
好感度の高いメンバーのひとりなので、そういった誠実な性格がファンにも伝わり、センターを獲得したのでしょうね。