福山雅治「ひまわり」はセルフカバーの名曲!
忘れられない恋人を想う切ない気持ちを描写した福山雅治の「ひまわり」。
ラジオ番組で意気投合した前川清に書き下ろしたセルフカバーです。
「ひまわり」というタイトルも、歌詞中に登場する「蛍火」も素敵な表現!
リスナーの想像力をかき立てます。
人には言えない、いつまでも記憶に残る大切な思い出。
そんな記憶を福山雅治が「ひまわり」で代弁します。
「ひまわり」の花言葉についての豆知識も解説!
素敵な歌詞の世界を一緒に覗いてみましょう。
なぜ前川清?「ひまわり」が制作された理由
福山雅治が学生の頃からラジオフリークであったのは有名な話。
飾らない福山雅治のトークが人気で、普通に下ネタもトークしてしまいます。
そんな彼がパーソナリティーを務めるラジオ番組の1つが「福山雅治のオールナイトニッポン」でした。
「サタデーナイトスペシャル・魂のラジオ」にゲスト出演したのが前川清です。
オンエア中に前川清がギターをプレゼントして、「曲を作ってくれ」と冗談交じりに頼んだことがきっかけに。
その後本当に福山雅治は「ひまわり」を書き下ろし、前川清に曲を提供しました。
なんだかそういう縁を、福山雅治は大切にするのだと感じるエピソードです。
福山雅治「ひまわり」の歌詞に迫る!
福山雅治の「ひまわり」はセルフカバーの曲の中でも、ファンの間で名曲といわれる曲の1つです。
忘れられない切ない気持ちが共感を呼び、とても素敵な歌詞と彼の歌声がマッチします。
自分の恋愛経験にあてはめられて、何度聴いても新鮮な感動を覚える良い曲です。
そんな福山雅治の「ひまわり」をひも解いてみます。
記憶にとどまり続けるあなた
夢を見ていました あなたと暮らした夏
それは かけがえのない 永遠の季節のこと
まっすぐに 伸びてゆく
ひまわりのような人でした
出典: ひまわり/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
昔の記憶というのは不思議なもので、夢をみて不意に思い出すことが多いです。
あなたもそんな経験ありませんか?
冒頭の歌詞中の「永遠の季節」から、主人公が決して忘れられない思い出であることがわかります。
季節は終わりがあるものですが、それに永遠を加えているからです。
そして、思い出の中の愛した人は、愛や夢など何事にも一生懸命でとても愛おしかったのでしょう。
「ひまわり」の育つ姿と花言葉が、そんなことを連想させます。
やさしい記憶
黄昏に 頬染めて ひざ枕
薫る風 風鈴は 子守歌
いつだって いつだって
あなたがそばにいてくれるだけで
それでよかった
出典: ひまわり/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
あなたが頬を染めるのは、夕日のせい?それとも、主人公がひざ枕をしているから?
そんななあなたをとても美しく、とても愛おしく感じてなりません。
吹き込む風からあなたの心地よい香りを感じられ、定期的に響く風鈴の音が眠気を誘います。
こんな幸せな時間は他にはありません。
切ない思い出
ふたり 乗り遅れた あのバスは走ってますか
ふたり ずっと歩いた あの海はそのままですか
儚げに戯れる
蛍火のような日々でした
出典: ひまわり/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
幸せな記憶がある場所は、今の主人公が住む場所からずいぶんと離れています。
「彼女と話すのが楽しくて、ついつい夜更かししてしまってバスに乗り遅れたことがあったな。」
今も主人公の通勤手段はバスを利用しています。
夢から目覚めて主人公が仕事に向かう途中に、彼女とのいろいろなことが思い出されてなりません。
当時の帰宅してからの日課は、近くにある浜辺で手をつなぎながら散歩をすることです。
そんな思い出の日々は、今考えると一瞬で、とても短い期間でした。
しかし、主人公に残る思い出のイメージは、とてもインパクトがあり決して忘れられないものです。