the peggies【スタンドバイミー】歌詞解釈！誰だって心を隠してる？それでも君に寄り添いたい！

先に進めば、「君」との間に距離ができてしまう。「君」が離れて行ってしまいます。

では過去に戻ったらどうでしょうか。

真新しいフィラメントで繋がる二人は、当面離れることがありません。

でも「僕」は、過去に執着しないことにしました。

例え過去に戻ったって、いつしかフィラメントは焼付き、二人の手は離れてしまうのです。

この認識があるのでしょう。

「息も〜」は、「君」に会えずに苦しむ日々という意味に読み取れます。

あるいは、空気が存在しない宇宙空間を飛び越えるとも解釈できますね。

強くありたいけれど、やはり「君」を求めてしまうようです。

ひとりで歩く自信がついたら、様々なものを手放したって良いと考えているようです。

例えば、「君」にさよならを言われたことに強がってしまうプライド。古い自分。きっと涙も手放すのでしょう。

でも「君」を求める気持ちは変わらないのです。

ひとりで歩く道、いつだって「君」のことを考えて、どうすれば会えるだろうかと考えてしまいます。

「僕」にとって「君」への執着は弱さの現れです。

強い自分になりたいという気持ちとは裏腹な「君」への執着。

彼はどのように折り合いをつけるのでしょうか。

この歌詞で事実が明らかになりましたね。

「僕」は、「君」を傷つけるような何かをしてしまったのです。

ふと気づいたときには、「君」は新しい世界に踏み出していたのでしょう。

誰かを傷つけていることに気づけない人間は、相手の気持ちにも気づけません。

全てが自分本位で自分を守ることだけで精一杯。人を守るほどの強さがないといえます。

「本当は気づいていたよ」とデマカセを伝えたら「君」は信じるのでしょうか。おそらく信じないでしょう。

もし許してくれるなら、他に何もいらないよ、という締めくくりですね。

もし許してくれるなら、君への想いだけしか持たないよ、と訳すことができます。

人間は失敗から学ぶ生き物です。

過ちを反省し、それを繰り返さないと誓って歩き出すことができます。

では、欲望・欲求のまま生きることは「失敗」なのでしょうか。

必ずしもそうとは限りません。

この曲の「僕」は、「君」への想いだけを胸に抱いて強くなろうとしています。

君に会いたいという気持ちが彼を強くしてくれる可能性がありますね。

弱音を吐いているのは今だけで、明日には強くなっているかもしれません。

不器用でも「何とかしたい」ともがくことが人間らしい生き方なのでしょう。

アニメ主題歌に起用された『君のせい』。

『スタンドバイミー』と同様「君」が登場します。

しかし「君」が増殖？！MVは必見です！

『グライダー』とは、エンジンを持たない飛行機のこと。

風を読んで掴む！the peggiesの前向きな様子が描かれています。