MediaBayの画面は下図のようになっています。

検索フィルターを使うと、左側より「楽器の種類1(Category)」「楽器の種類2(Sub Category」「ジャンル(Style)」をフィルター可能です。


例えば「ロックのリズム」を探す場合には「Styleをロック」に、そして「Categoryをドラム」に変更します。


画面中央部のファイルリストが表示されている部分には「素材のタイトル」などが表記されています。


素材を選択すると、下部に波形プレビューが表示され素材内容の確認が可能です。


ファイルリストのタイトル左側のアイコンには色々なものがありますが、アイコンを見て何の音が録音されている素材なのかを判断できます。

ドラム系の伴奏をこれから追加したいためフィルターでドラムのみに表示を絞ってから音素材を選択してみましょう。


ここでは検索フィルターから「StyleをUrban(Hip-Hop / R&B)」に「CategoryをDrum&Perc」選択して、ファイルリストより「01 98.5 drums01」という素材を選択してみます。

タイトル名をクリックすると、MediaBay下部に音素材の波形が表示されてプレビュー再生が開始されます。


次に、選択している音素材のタイトルをダブルクリックをすると、トラックウインドウへと先ほどのファイルが追加されます。

伴奏の再生テンポを調整してみよう!

現在のリズム伴奏はテンポが一致していないため、Vocaloidのメロディーとずれて再生されています。


そのため次に伴奏のテンポを変更して、Vocaloidの音声と併せて再生させるようにしましょう。


Vocaloidのメロディーのテンポは50で作成されているため、リズムの伴奏も50に合わせ、「メロディックモード」をONにして、テンポを変更しましょう。


まずは追加された素材の波形リージョンをダブルクリックして「サンプルエディター」を起動します。

元の素材のテンポが「98.5」なので、丁度半分程度のテンポ「49.2」にします。(下図①)


そして「メロディックモード」をONへと変更する事で、伴奏のテンポを合わせることができます。(下図②)

サンプルエディターを閉じてから再び再生を行うと、歌声と伴奏リズムのテンポが揃って再生されるようになります。


このようにして、好みで音素材を組み合わせていけば、楽器がなくても自分好みの音楽を自由に組み立てていくことが可能です!

音楽として完成させよう!

2つのオーディオファイルを合成して完成!

最後にいよいよ「歌声のデータ」と、「伴奏のオーディオデータ」との2つをCubaseで合成して1つのオーディオファイルにして仕上げをします。


これはミックスダウン(「書き出し」という場合もあります。)という作業で、メニューの「ファイル」より選択する事ができます。


オーディオファイルとして書き出しを行う事で、Cubase以外の一般的なオーディオプレイヤーでも音楽ファイルを再生する事が出来るようになります。


早速書き出しを行ってみましょう!

ファイルメニューより「ミックスダウン」を行って完成!

完成した音楽はミックスダウンを行って書き出しを行います。ミックスダウンの方法については以前の記事で簡単に紹介していますが、再び紹介していきます。


まずはルーラーで「始点-終点」を設定します。


下図のようにルーラーより範囲を設定してください。