新曲「オアシス」PVに元 SUPER BUTTER DOGの池田貴史、TOMOHIKOらが出演
前作「あいのわ」からの2年3か月ぶりとなったハナレグミの5番目のアルバム「オアシス」待望のアルバムは、2011年9月7日に堂々リリースされ、11曲を詰め込んだ自信作。
メイン曲になったタイトルと同名の「オアシス」にはなんと、元SUPER BUTTER DOGの池田貴史やTOMOHIKOなどが出演すると言う豪華絢爛ぶり。
大勢があつまって食卓を囲むPVは、まるでSUPER BUTTER DOGのリユニオンのようにも見えるお祭り騒ぎです。
豪華メンバーでにぎやかなPV
公開されたPVには、CMディレクターの大宮エリーが監督を務め楽曲のレコーディングメンバーである、みどりん(SOIL&"PIMP"SESSIONS)やBLACK BOTTOM BRASS BANDの面々が登場しています。
SUPER BUTTER DOGで共に活動した池田貴史(レキシ、100s)とTOMOHIKOやタブラ奏者のU-zhaanが出演し、賑やかな映像作品に仕上がっているのが印象的です。
超豪華な面々で構成された、「オアシス」のPVをご覧ください。
「オアシス」にかける想いとは
蜃気楼的な印象
ニューアルバム「オアシス」は、リリース前年の秋に立ち上げたプライベートスタジオで制作された作品です。何をするにも今までと違うやり方でやりたいという方針が、スタジオもプライベートにさせたとか。
自分の場所を持つという事が、バンドメンバーを決めるような意味があって、今まで一番濃い時間を過ごして、自分らしいアルバムが作れたと感じているハナレグミ。
タイトル曲の「オアシス」にかけた想いは、砂漠のなかで陽炎のように見えてくる淡い幻のような繊細さ。行けども行けどもたどり着けない蜃気楼的な感じを表現したかったのだとか。
アルバムのタイトル「オアシス」はどこから?
アルバムのタイトル「オアシス」は、決定した時「いつもと違ってザラっとした手触りがする」と周りにいた人に言われたといいます。
自分のスタジオを作ることが、新しいメンバーを加えるような感覚だったので、このアルバムはきれいにまとまらない方が面白く出来上がるんじゃないかという期待があったらしい。
タイトル曲になった「オアシス」自体はもともと、ドラムのPすけ(Peace-K)のアルバムに入る曲で、葉山にあるオアシスという海の家でのライブ用に書いた曲だったそうです。
曲が完成すると、みんなからすごくいいと絶賛されて、あまり考えずに、アルバムのタイトルにしたというのが理由の様でした。
アルバム「オアシス」収録曲
アルバム「オアシス」には、ハナレグミが初のプライベートスタジオレコーディングで完成させた、彼らしい作品が詰まったアルバムです。
タイトル曲「オアシス」以外にも印象に残る曲がたくさんありますので、ご紹介します。
<収録曲>
1. あおい きれい
2. Crazy Love
3. オアシス
4. Spark
5. きみはぼくのともだち
6. hi tide lo tide
7. ごっつぁんです~今夜はジュワイ欲中毒~
8. か!た!!かたち!!!
9. ぐにゃ~てなる
10. 天国さん
11. ちきしょー
出典: オアシス/ハナレグミ
映画『エンディングノート』主題歌「天国さん」
アルバム「オアシス」の10曲目に収録されている「天国さん」。この曲は同年10月に公開になった映画「エンディングノート」の主題歌に起用されています。
この曲の製作にはハナレグミ自身のプライベートな体験の風景がふんだんに盛り込まれています。
このアルバム完成の4年前、祖父が亡くなり、お葬式に立ち会ったハナレグミは、母親が棺桶に横たわる祖父にむかって「お父ちゃま、ありがとう」と泣き崩れる姿を目撃します。
ハナレグミの父親は激しく壊れ、今までに一度も見たことのない形相だったそうです。タイトルになった「天国さん」は姪っ子がつけた葬式に立ち会った神父さんのあだ名。
このお葬式の風景がとても好きで、ハナレグミは悲しいことや辛いことがあるとこのシーンが頭によぎるそうです。