名曲「風見鶏」は何に収録されているの?
シングル「蕾」に収録!
コブクロの名曲と呼ばれている楽曲「風見鶏」ですが、意外にもシングルA面の曲ではありません。
最初に発表されたのは、2007年3月21日に発売されたシングル「蕾」(つぼみ)のカップリング曲としてでした。
コブクロをあまり知らないという人でも、「蕾」はどこかで聞いたことがあると思います。
このシングルは、50万枚以上売り上げていて、A面の曲「蕾」は、テレビでも何度も披露されている曲です。
アルバムでは「5296」と「ALL SINGLES BEST 2」に収録!
「風見鶏」はカップリング曲ではありますが、アルバムにも収録されています。
そのアルバムとは、「5296」(ごーにーきゅーろく)と「ALL SINGLES BEST 2」です。
まず、「5296」ですが、このアルバムは、2007年12月19日に発売されたコブクロの6枚目のオリジナルアルバムです。
売り上げは、100万枚を超えています。
「風見鶏」、「蕾」を含めた全13曲、70分超えの大ボリュームのアルバムです。
そして、「風見鶏」が収録されたもう1枚のアルバムは、コブクロの2枚目のベストアルバム「ALL SINGLES BEST 2」です。
こちらのアルバムは、2012年9月5日にリリースされ、売り上げは、こちらも100万枚を超えています。
インディーズ時代からこのベストアルバムまでのCDの総売り上げ枚数は1000万枚を超えていて、コブクロの人気がわかります。
「風見鶏」の歌詞に迫る!
「風見鶏」は、屋根に付いている鳥の形をしたもので、風の向きを読むことが本来の役割です。
また、魔除けとして使われることもあるようです。
風に吹かれてしまう、どちらかというと受け身な印象がある「風見鶏」ですが、コブクロの曲である「風見鶏」は、どうなのでしょうか。
作詞・作曲をしたコブクロの小渕健太郎は、どんな思いをこの曲に込めているのでしょう。
歌詞を読み解いていきます。
約束を思えば進んでいける
何気なく交わした約束が 心の道を照らすよ あの日始まった物語の鍵となりどんな扉も開けてくれた
出典: https://twitter.com/aikobukuro_bot/status/898486956018900992
日々の生活の中で「君」と交わした約束は、夢や将来についてのことだと思います。
その約束を思い出せば、くじけそうな時や困った時に、それでも進んでいこうと思えるのです。
困難な問題という扉も約束という鍵で開けることができるということは、何気なく交わした約束であっても、それだけ自分の心に大きな意味があるということです。
夢や将来に向かっていこうという思いを感じます。
夢に向かって精一杯進む
てっぺんが見えないほど高い
フェンスの向こう側へと
夢だけ先に放り投げてよじ登り
祈りの陽を見つめてた
出典: https://twitter.com/292pcFanclub/status/654213233528573952
困難にぶつかった時を「壁にぶつかる」といいますが、ここでは、「壁」ではなく「フェンス」を使っています。
これによって、「よじ登る」という言葉がよりしっくりきますよね。
夢を先に決めて、その夢に向かって、精一杯努力を重ねて、苦労して前に進んでいく様子がうかがえます。
簡単に手に入る夢もいいですが、大きな夢を持つこともいいですよね。
目標が高ければ高いほど、手に入れた時の達成感は大きくなります。
「君」と描いた夢を手に入れようと頑張っている姿が目に浮かびます。
受け身の風見鶏ではない!
いつの日も向かい風を探す風見鶏のように まっすぐ時代と立ち向かい生きてゆきたい 逃げ出さないように 流されないように 心に深く深く突き立てた 風見鶏
出典: https://twitter.com/aikobukuro_bot/status/904262452417671169
先に述べたように、風見鶏は、風に吹かれて方向を変える、どちらかというと受け身の印象がありますが、この歌詞では、強い意思を持っているように感じます。
ここでの風見鶏は、「時代」という風に対して、逃げもせず、流されもせずに、正面から向き合っていく強さを持っていると述べられています。
そんな風見鶏にこの主人公もなりたいと思っています。
たしかに、このような強さは欲しいですよね。
世の中に流されて生きていくよりも、自分の意思をきちんと持って、自分の道を進んでいくということの方が、自分らしい人生を送ることができるのです。
そこには、「夢」もあり、大切な人もいます。
誰かに振り回されることなく、信念を持って行動する大切さが伝わります。