関西を代表する食べ物と言えば?
あえてホルモンで勝負するジャニーズWEST
昔から大阪は食い倒れの街って言われています。
美味しいものがたくさんあって、ホントかどうか分からないけど、一家に一台たこ焼き器があるとか。
大阪や関西と聞いて頭に浮かぶ食べ物と言えばまずたこ焼きにお好み焼き。
それからちょっと高級そうなてっちり(ふぐ鍋)とかでしょうか。
だけど真っ先に出てくるたこ焼きは先輩の関ジャニ∞が『TAKOYAKI in my heart』で使っちゃってます。
同じ粉モンじゃなくてコテコテのホルモンに行ったところがジャニーズWESTらしく、元気が良くていいと思いませんか?
ところで「ホルモン~関西に伝わりしダイアモンド~」が収録されたアルバム『ラッキィィィィィィィ7』。
小さな”ィ”がメンバーの人数と同じ7つ並んでいるところからすでに勢いとユーモアが感じられます。
男らしさ丸出しのバンカラな衣装
反骨心を表す昔の学生の制服とは?
この曲を歌う彼らの衣装、男っぽくてかっこいいですよね。今どきあえて学生帽に学生服(マント?)と下駄ですから。
こういう格好、弊衣破帽(へいい・はぼう)と言って昔のバンカラな学生のユニフォームだったとか。
弊衣破帽とは、ボロボロに着古して破れた服や帽子のことです。
バンカラな学生は男らしいので身なりに気を使ったりしない、ということですね。
バンカラ(蛮カラ)とは、ハイカラをもじった言葉です。そう、あの『はいからさんが通る』のハイカラです。
明治後期から大正・昭和初期にかけて、どちらかといえばお金持ちが好む西洋風の生活様式をハイカラと呼んだそうです。
だけど俺達はそうじゃないぜっていう姿勢や反骨心を見せた学生をバンカラと呼んだのです。
ジャニーズWESTの衣装はもちろんボロボロに着古してはいません。
斬新かつインパクトのある衣装は、胸に秘めた熱い想いを表しているのかもしれませんね。
メンバーの衣装には好きなホルモンの部位を記載?
右胸でしっかり自己主張するテッチャンやコリコリ
あのバンカラな衣装でテンポの速いナンバーを歌いながら踊れば会場は大盛り上がり。
背中には歌詞にも出てくる「ホルモン男児」って大きく書いてあります。
ちょっと見づらいけどメンバーの右胸の部分にもカタカナで何か書いてあります。テッチャンとかハラミとかなんとか…。
これってホルモンの材料、内臓の部位のことですね。誰の衣装になんと書いてあるかというと、
重岡大毅→テッチャン(大腸・ホルモンの代表格ですね。)
桐山照史→ウルテ(喉にある軟骨)
中間淳太→コリコリ(大動脈の心臓に近いところ)
神山智洋→タン(舌)
藤井流星→マルチョウ(小腸)
濱田崇裕→ココロ(心臓)
小瀧望→ハラミ(横隔膜の外側の部分)
となっています。内臓のどの部分かという説明で気分が悪くなった方がいらっしゃったら、すみません。
各メンバーが自分の好きなところを選んだのか、ジャンケンで決めたのかは分かりませんが、ホルモンがしっかり衣装で自己主張しています。
ホルモンは関西に伝わるダイアモンド?
俺たちは磨けば光るダイアモンドの原石だという開き直り
ホルモン、またはホルモン焼きは牛や豚などの内臓の部分を焼いて食べる料理のことです。
もちろん関西では馴染みのある庶民的な料理のひとつで、一般的に焼肉に比べるとリーズナブル。
ここが大事なところなんです。
関西ジャニーズJr.の大先輩で今や全国的にその名を知られるようになった関ジャニ∞が高級焼肉なら、俺たちは庶民的なホルモン料理。
だけど磨けば光るダイアモンドだぜっていう、誇りを持った明るい開き直りのようなものを感じませんか?
ちなみにダイヤモンドではなくてダイアモンドのほうが力強い響きがある気がしますね。
内臓を焼くホルモン料理を高価な「ダイアモンド」と言い切ってしまうところが男らしいと思います。
ホルモンって放る者(ほうるもん)だったの?
捨てるにはもったいないホルモンの魅力
放るもんには福がある ハジケるDAYS 駆け抜けろ
ポイポイ放る者達に 狼煙(のろし)あげろ ホルモン男児
出典: ホルモン~関西に伝わりしダイアモンド~/作詞:チカラ from Civilian Skunk 作曲:ジュンタ from Civilian Skunk