洒脱でチルなクリエイター集団「Chilly Source」所属のMCケンチンミン

テーマは「Chillで気持ちいい音楽空間」

ケンチンミン【Routine feat. 唾奇】歌詞を解釈!クラブ通いのルーティンってこんな感じ?の画像

近年、日本のヒップホップシーンはかつてないほどの盛り上がりを見せています。

興味はあるけどヒップホップのイベントってちょっと怖そう...。

そんなイメージを持たれる方も多いようです。

今回そんな方に紹介したいのが東京を拠点に活動するChilly Source(チリソース)

彼らがテーマとして掲げるのは「Chillで気持ち良い音楽空間」です。

1987年生まれのDJ KUROとAKITOが立ち上げたChilly Source。

レーベル名は“Chill(チル)のSource(源)”を意味するそうです

いわゆるThugでSwagなヒップホップが盛り上がる中、彼らはあくまでそのスタンスを崩しません。

Chilly Sourceには雑多なクリエイターが所属していますが今回注目したいのがMCのケンチンミンです。

『Chilly Source Compile Vol. 1』

Chilly Source初のレーベルコンピをリリース

ケンチンミン【Routine feat. 唾奇】歌詞を解釈!クラブ通いのルーティンってこんな感じ?の画像

Chilly Sourceは2018年10月に初のレーベルコンピをリリースしています。

それが『Chilly Source Compil Vol.1(チリー・ソース・コンパイル Vol.1)』です。

illmore、pinoko、ケンチンミン、15MUSといった所属アーティストが一同に会した本作。

まさしくチルで洒脱な12曲を収録した入門編にピッタリな1枚です。

今回はその中からケンチンミンの『Routine feat. 唾奇(つばき)』をピックアップ。

彼らの日常を描いた歌詞から楽曲の魅力に迫ってみます。

『Routine feat. 唾奇』

楽しそうにギャルといちゃつくMVの2人

Routine feat.唾奇/ケンチンミン

まるで夢の中の出来事のような『Routine feat.唾奇』のMV

スタイリッシュな2人の衣裳はXLARGE、SILAS、EFILEVOが協賛しています!

またハイクオリティなMVはDJ KUROを筆頭にレーベルメイトの手によるもの。

蛍光ピンクのライティングの下、モデル風のギャルといちゃつくのは2人の夢でしょうか?

こちらは実際のモデルさんが出演しているそうです。

そして気怠い日常生活の光景を対比構造で見せた秀逸な映像作品は単体でも楽しめる仕上がり。

また長髪ドレッドが印象的な唾奇は沖縄出身の最注目ラッパーです。

所属はChilly Sourceではありませんがケンチンミンとの絶妙のコンビネーションを聴かせてくれます。

これが俺らのルーティン

クラブ・アディクトあるある

いつものように
眠りにつく6in da morning
目覚めてまた寝てまた目覚めてを
何回か重ねて
腰上げる夕方
だけど今日はここから、余裕だな
歯磨きシャワーでさっぱり
したらI got a go to the some party’s

出典: Routine feat.唾奇/作詞:ケンチンミン,唾奇 作曲:illmore

お洒落なクラブで夜通しパーティー。

それは日ごろのストレスから解放される楽園のような時間です。

そしてクラブが盛り上がるのは日付が変わった後。

当然クラブ通いを重ねる関係者は昼夜逆転の生活を余儀なくされます

それはイベント出演をするDJやラッパーにとっても同じこと。

当然帰宅し床に就くのは早朝です。

昼夜逆転生活を経験した方ならお分かりのように昼間の睡眠はとても浅い...

しかもアルコールを摂取しての睡眠なら尚更です。

しかしベテランの風格を持つケンチンミンと唾奇は違います。

日が暮れた頃にようやく目を覚ます姿はさながらバンパイアのようです。

今夜の準備はすでにOKとばかりに今宵も宴に向かいます。

最高のパーティーが僕らをオープンマインドにしてくれる

ケンチンミン【Routine feat. 唾奇】歌詞を解釈!クラブ通いのルーティンってこんな感じ?の画像

街で適当に集う仲間と飲む
当然の事だがみんな酔う
まるであの日の再現
遊ぼうマイメン朝まで
クラブ夜通し踊って
知らない女に酒奢って
なにが楽しい?かもわからん
今夜も遊ぶアホだから

出典: Routine feat.唾奇/作詞:ケンチンミン,唾奇 作曲:illmore