「愛し続けるから」を歌う歌手・TEEって?

TEEという歌手をご存じでしょうか。自ら作詞を手掛けるシンガーソングライターで、2010年と2011年に4枚のシングルをリリースしています。

特に、今回ご紹介するTEEの4thシングル「愛し続けるから」は、テレビ東京系のドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」のエンディングテーマにもなりました!

そんなTEEのプロフィールを、簡単に見ていきましょう。

愛し続けるから(TEE)の歌詞と勇者ヨシヒコの関連性は?!コード譜とYouTube動画を検索♪の画像

実はプロ級のボクサーだった!

TEEは1982年11月26日生まれ、広島県出身です。本名は石田智(いしだとも)さんで、石田のイーと智のTを組み合わせて芸名にしたんですね。

シンガーソングライターといえば、「子供の頃から歌うのが好きだった」「のど自慢に出場したことがある」といった経歴の持ち主が多いように思います。

ところが、TEEは元々スポーツに熱心に取り組んでいたという異色の経歴の持ち主なんです。

広島市安佐南区出身。16歳からボクシングを始め、広陵高等学校、法政大学時代に通算6度の国体出場。大学時代にはアテネオリンピック候補選手として日本代表の合宿にも参加するなど実績を残し将来はプロ・ボクサーを目指すものの大学3年のときに肘と肩の怪我で断念。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/TEE_(%E6%AD%8C%E6%89%8B)

大学時代はボクシング選手として6回も国体に出場しており、オリンピック選手候補にもなった経験があるTEE。

プロボクサーを目指していたものの、ケガのせいで諦めなければなりませんでした。

ですが、なぜボクシングからシンガーソングライターに転向したのでしょうか?

その理由は、「音楽に感動した」というものでした。

大学卒業後の2005年秋、カナダのトロントに留学。地元の子供にボクシングを教える傍ら、たまたま遊びに行ったクラブで3000人の客を熱狂させるDJの姿に感動。自分もステージに立ちたいという想いを募らせ、その後毎週クラブに通い詰める中で徐々に音楽仲間も増え、毎日路上でジャムやセッションを繰り広げるなか自らもマイクを握るようになる。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/TEE_(%E6%AD%8C%E6%89%8B)

TEEはカナダで路上ライブを続け、たまたまプロミュージシャンの自宅に招かれてデビューを果たしました。

実は専門的な音楽教育を受けたことがなく、独学で作曲しています。

良く言えば、素直な気持ちを作品に投影できるアーティストであるということですね。

現在のTEEの活動は?

TEEが2011年7月27日に発売した4thシングル「愛し続けるから」は、先ほどお話ししたように「勇者ヨシヒコと魔王の城」の主題歌に採用されました。

2013年には遊助」こと上地雄輔さんとコラボしており、現在も活動し続けています!

2017年9月には、カバー曲を収録したアルバムを発表しました。

カナダでDJに感動した時のように、TEEも世界を感動させられるのでしょうか?今後の活躍に期待です!

MASTERPIECE~THE WORLD BEST COVERS~
Posted with Amakuri at 2017.12.18
TEE
ユニバーサル ミュージック

TEE「愛し続けるから」がドラマ主題歌に!

繰り返しになりますが、TEEの「愛し続けるから」はドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」のエンディングテーマになりました。

この「勇者ヨシヒコシリーズ」、どんなドラマなのか知っていますか?

RPGをギャグっぽいドラマにしたらこうなる

一言で言えば、「勇者ヨシヒコシリーズ」はギャグ風味のファンタジードラマです。

世界を滅ぼそうとする魔王を勇者が倒すという正統派?ファンタジーですが、頻繁にギャグ要素が挿入されるのが特徴ですね。

「もしもRPGがお芝居だったら?」を体現するドラマであり、漫画・アニメで言えば「魔法陣グルグル」に相当すると言えるでしょう。

勇者ヨシヒコシリーズは、2011年から2016年にかけて、3章(3シーズン)が放送されました。

というかヨシヒコ(山田孝之さん)の外見が明らかにドラゴンクエスト5の主人公なんですが、大丈夫なんでしょうか?

それは大丈夫です、安心してください。ドラクエを販売するスクウェア・エニックスが番組制作に協力しています。

「勇者ヨシヒコ」の特徴とは

まず、なぜ主人公の名前が「ヨシヒコ」なんでしょうか?どう見ても日本人なんですが。

まあファンタジーの人名が西洋風である必要はありませんし、「もょもと」とか「すけさん」よりはマシです(意味がわからない人はググってね!)。

そのヨシヒコ、「抜くことができた者を勇者と認める」という「いざないの剣」に選ばれますが、実は剣がたまたま倒れただけです。

真面目な性格ではあるものの(本性はともかく)、これといった特徴もない普通の青年です。

しかも、父親のテルヒコ(きたろうさん)は旅先で恋に落ちて故郷の村を捨てたクズです。

卑怯な戦士・ダンジョー(宅麻伸さん)、普通の少女でしかないムラサキ(木南晴夏さん)、自称魔法使いのメレブ(ムロツヨシさん)など、仲間も変人揃い。

敵が「バイト」でさっさと帰ろうとしたり、おじさんが魔法で美少女に変えられていたりと、いちいち突っ込んでいたら疲れるほどギャグ連発です。

しかも魔王の城下町は現代的な高層ビル街で、普通にバイトして生活するヨシヒコたち……おい魔王はどうした!!

筆者としては、TM NETWORKの宇都宮隆さんと木根尚登さんがチョイ役で登場したのが衝撃的でしたね……。