第5位:「E.G. TIME」
「E.G. TIME」は2015年にリリースされたアルバム。
アルバムジャケットには背中を見せた女性の姿、そしてジャンパーにグループ名が記されています。
このジャケットのバリエーションは三種類。
「ピンク」「イエロー」「ブルー」の三色を基調としていて、それぞれで違った配色が楽しめます。
ここに刺繍されている「EG」の文字は、その後のシングル曲「Dance Dance Dance」のMV冒頭にも登場するもの。
「E.G. TIME」の注目曲
アルバムには、数曲のシングル曲が収録されています。
中でも、冒頭を飾る「E.G. Anthem -WE ARE VENUS-」は彼女たちのテーマソングとも言える楽曲。
アルバムの始まりを告げる壮大なサウンドから、グループの団結力が感じられます。
また、カバー曲が多いのも本作の特徴。
「ロックンロール・ウィドウ」は山口百恵さんの楽曲をカバーしたもので、E-girls流のロックサウンドにアレンジされています。
「おどるポンポコリン 」「うれしい! たのしい! 大好き」の二曲は、同シングルからの収録です。
サウンドにもよりポップなアプローチが目立ち、アルバム全体を通してカラフルな音使いを楽しむことができます。
第4位:「COLORFUL POP」
「COLORFUL POP」はE-girlsとして2枚目のリリースとなったアルバム。
2014年に発表されました。
ファーストアルバムである「Lesson 1」が「カッコイイ女子」という路線であったの対し、本作は「コミカル」で「楽しい」という路線。
グループとしての活動も三年ほど経過し、良い意味で肩の力が抜けてきた印象を感じさせます。
「COLORFUL POP」というタイトルのとおり、アルバムジャケットやサウンドもカラフルで華やかな仕上がりです。
「COLORFUL POP」の注目曲
二曲目に収録されているシングル曲「ごめんなさいのKissing You」が、本作の路線を物語っているように感じます。
また「A S A P」「Fancy Baby」も同じようにポップなサウンドを持った楽曲です。
「恋のブギ・ウギ・トレイン」はアン・ルイスさんの作品をカバーしたもの。
原曲に比べてビートが強調されており、ボーカルが複数人になっていることでより楽し気な雰囲気が増しています。
そして、本作のハイライトとも言える楽曲は終盤で聴くことができる「約束の場所」。
別れを歌った作品はダンスグループとしてのそれとはまた違ったものですが、しっとりと歌うその声に思わず聴き入ってしまいます。
第3位:「E.G. CRAZY」
「E.G. CRAZY」は2017年にリリースされたアルバムです。
前作の路線をさらに推し進め、よりバリエーション豊かな楽曲に挑戦しています。
CDは二枚組の構成で、Disc1に名付けられている名称が「POP」、Disc2は「COOL」です。
映像集や写真集などもあり、ファンにとってはE-girlsがまるごと楽しめるパッケージとなっています。
「E.G. CRAZY」の注目曲(Disc1)
前述のとおり「Disc1」のテーマは「POP」。
序盤を飾るシングル曲「Anniversary!!」や「E.G. summer RIDER」などはファンならずとも楽しめる楽曲です。
「STRAWBERRY サディスティック」のようなロックチューンも収録されています。
また、アッパーなサウンドが光る「Party In The Sun」や「FASCINATION」にも注目したいところ。
「Love, Dream & Happiness」はEXILEの楽曲をカバーしたもので、彼女たちのポリシーとも言えるメッセージがそこに込められています。
「E.G. CRAZY」の注目曲(Disc2)
「COOL」をテーマとした「Disc2」では、その名の通り少し大人びた彼女たちが描かれています。
「Pink Champagne」「Go! Go! Let's Go!」などのシングル曲はまさに「COOL」と言える仕上がり。
そして、「CautioN」や「Bad Girls」のような、やや攻撃的な作風を持った楽曲にも取り組んでいます。
「Hey You!」の突き刺さるようなビートもそれに近いもの。
「カウガール・ラプソディー」の「オオオオ~」という掛け声など、一緒に歌いたくなる魅力もあわせ持っています。
第2位:「E.G. 11」
「E.G. 11」は、グループとして5枚目にリリースされたアルバム。
2018年に発表されており、タイトルの「11」には2017年に11人体制となった彼女たちの決意が記されています。
「ダンスグループ」から一組の「アーティスト」へと変貌を遂げた、貫禄のようなものが感じられる作品です。