NUMBER GIRL
ナンバーガール(NUMBER GIRL)は、日本のオルタナティヴ・ロックバンド。1995年8月に福岡で結成され、2002年11月30日に解散した。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ナンバーガール
30代の人と邦ロックの話をすれば、NUMBER GIRLはよく出てきます。それは今の邦ロックの基礎を作ったバンドだからです。
'97の世代として
1997年11月、羽生和仁主宰の福岡のレーベル、automatic kissから1stアルバム『SCHOOL GIRL BYE BYE』をリリース。SUPERCARやくるりなどと共に「'97の世代」と呼ばれた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ナンバーガール
90年代後半に邦楽を変えた3つのバンドがあります。京都のくるり、青森のSUPERCAR、そして福岡のNUMBER GIRLです。
当時はプロデューサーが付き、大手事務所に所属するのが当たり前の時代でした。つんく♂ 、小室哲也、奥田民生などの名プロデューサーが活躍していた頃に、地方から革命が起こったのです。
強い影響力
京都・青森・福岡で結成された3つのバンドが、売れ線に媚びない独自の音楽を突き詰めていきました。
その結果、売上はそこまで高くないのに、00年代のバンドマンで知らぬ者はいないという、絶妙なポジションを獲得しました。
NUMBER GIRLは星野源やASIAN KUNG-FU GENERATION、凛として時雨、Base Ball Bear、きのこ帝国など多くのミュージシャンに尊敬されていることが知られます。
アンダーグラウンドで人気
彼らの絶妙なポジションは「アンダーグラウンドで人気」という、半ば矛盾した状態を生み出しました。
音楽雑誌で特集組まれるくらいの感じです。表紙やばすぎますけどね。
しかも二番目に大きい文字が「向井秀徳の精神鑑定 掲載!」て、尖りすぎでしょう。
僕はこの雑誌持ってるんですけどメチャクチャ面白いです。いい時代だったことがわかります。200年後ぐらいに著作権が切れたらアップしますね。
「OMOIDE IN MY HEAD」
最初と最後を飾った曲
「OMOIDE IN MY HEAD」はNUMBER GIRLの1stアルバム「SCHOOL GIRL BYE BYE」の1曲目です。
レーベルからのリリースはこれが初で、1997年に発売しました。
そしてこの曲は2002年11月30日の札幌でのラストライブにおいて、最後の1曲として演奏された曲です。
このラストライブの映像では、NUMBER GIRLが終わる瞬間が記録されています。
印象的なMC
MCではbloodthirsty butchersやEastern Youthら、日本のオルタナティブ・ロックの先駆者たちが挙げられています。
そしてその歴史の中に自らを位置づけ、日本でオルタナティブ・ロックが始まった地で、NUMBER GIRLは解散したのです。
2人のノイズから始まるラストソング
いつものNUMBER GIRLのように、向井秀徳と田渕ひさ子、二人のノイズから最後の「OMOIDE IN MY HEAD」は始まっていきます。
会場の熱気までも記録したような映像は、邦ロックの歴史を知る上で避けては通れない記録だと思います。