信じる道を進み続けるのは、決して簡単なことではありません。
時には自分の道が他の人と交差し、ぶつかることもあります。
その結果、周りから孤立してしまうこともあるでしょう。
そんなときには、自分の選んだ道が本当に正しいのかと悩んでしまうこともあるはずです。
くじけそうな気持ちを応援するように、心の中を光が照らします。
曲のタイトルでもある【刃】とは、信念を貫くために鋭く研いだ自分の心なのではないでしょうか。
進み続けるために、強い気持ちを心に秘めています。
命をかける覚悟
虚勢を張る胸に 吹くのは旋風
命を張るならば 何かが変わるのだろう
出典: 刃/作詞:菅波栄純 作曲:THE BACK HORN
辛いときには、楽をしたくなることもあるでしょう。
わざわざ険しい道を選ばなくても、口先だけで見せかける方法はいくらでもあります。
しかし、そんなことをしたら自分で自分のことが許せません。
見掛け倒しの自分に、胸の中がザワついて落ち着かなくなってしまいます。
信じた道を進むには、命をかけるほどの強い覚悟も必要なのです。
覚悟を持って臨めば、辛い道の中で新たに見えてくるものがあります。
男の涙
男でも涙を流したいときがある
Oh 悲しみに降る雨に
男はただ濡れる
出典: 刃/作詞:菅波栄純 作曲:THE BACK HORN
「男がやたらと泣くものではない」という説があります。
泣くにしても、他人に涙を見せるものではないのです。
しかし、男にだって泣きたいときがあるでしょう。
そんなときには、黙って雨に打たれるのです。
全身ずぶ濡れになってしまえば、流れているのが涙なのか雨粒なのかわかりません。
静かに涙を流して立ち尽くします。
たまには、立ち止まって心の休息をとることも必要です。
再び走り出す
いざさらば 涙は拭わずに走り出す
いざさらば 桜の花吹雪 風に散る
出典: 刃/作詞:菅波栄純 作曲:THE BACK HORN
ひとしきり涙を流し終わったら、再び前進あるのみです。
長く立ち止まっている暇はありません。
桜の花は、春のイメージです。
桜が散るというのは、季節の移り変わりを感じさせます。
季節が変わっても、自分の信じる道を走り続けるのです。
春は出会いと別れの季節でもあります。
涙を流した自分の弱い部分に別れを告げて、さらに前へと進んでいくのでしょう。
向かう先で、また新しい出会いが待っています。
信じる道をかけた熱い闘い
火花が散るほどに 心をぶつけ合う
痛みを知ることを 優しさと呼ぶのだろう
Oh 負けられぬ闘いに
男の血は滾る
出典: 刃/作詞:菅波栄純 作曲:THE BACK HORN
自分に信じる道があるように、他の人にもそれぞれの信じる道があります。
お互いの道を理解するためには、心の底から気持ちを分かち合うことが必要でしょう。
本気で譲れない部分だからこそ、激しい闘いとなってしまうこともあるはずです。
しかし、傷つきながらも他人の思いを受け入れることで、新たに見えてくるものがあります。
信じる道は自分1人だけでは完成しないのです。
他人と切磋琢磨することで、進む道も洗練されていきます。
とはいえ、いくら相手の思いを受け入れても負けるわけにはいきません。
逆境に立つほど、気持ちが熱くなっていくのでしょう。
己の全てをかけた熱い闘いです。
生涯をかけて歩む道
武器は鋭い気持ち
解き放て 世界でただ一つその刃
研ぎ澄ませ 勝負は一瞬のイナビカリ
出典: 刃/作詞:菅波栄純 作曲:THE BACK HORN