【ASIAN KUNG-FU GENERATION/マーチングバンド】難解な歌詞の意味を徹底解釈！

2011年11月にリリースされた今回ご紹介する「マーチングバンド」。

進研ゼミ 高校講座のCMソングとして書き下ろされた楽曲です。

こちらのCMはリアルタイムでほとんどの方がご覧になったことがあるのではないでしょうか？

軽快なドラムとギターが印象的で元気が湧いてくる力強い楽曲です。

受験生の応援歌として非常にあっている楽曲に聴こえます。

まっすぐ自転車を漕ぎながら口ずさむ女の子をモノクロで映しているところが、

受験という一つの戦争を戦っているかっこよさを表しています。

短い中にメッセージもしっかり詰め込まれていて、とても素敵なCMですね。

一方こちらはMVです。

MVも女子高生がメインです。

ひたすら女子高生が走っている絵がスローモーションでゆっくりと流れます。

色々な人を横目にしながら、強い風が吹いてもまっすぐ前を見つめながら走る少女の姿が非常に印象的です。

一見単調にも見えるMVですが、

凝りすぎていないこのシンプルで爽やかな印象のMVもまた楽曲とマッチしていて素敵です。

「マーチングバンド」はシングル曲にも関わらず普通のアルバムには収録されていませんが、

2012年リリースのベストアルバム「BEST HIT AKG」には収録されています。

シングルで聴くかベストアルバムで聴くか迷うところではあります。

しかしシングルでしか聴くことができないカップリング曲が収録されています。

ですのでベストアルバムを持っておらず、まだ「マーチングバンド」の音源も持っていない人は、

シングルで手に入れるのをお勧めしたいところです。

カップリングの「N2」はアルバム「ランドマーク」にも収録されています。

タイトルの意味は「NO NUKES」の頭文字をとってつけられたそうです。

「NO NUKES」は脱原発という意味ですね。

歌詞の内容も震災時の原発事故の風刺のような内容になっています。

「マーチングバンド」の雰囲気とはまた違った楽曲ですが、

同じように若い世代に伝えたい内容が詰まっているのでしょう。

こちらはベースの山田貴洋ことやまちゃん作曲の楽曲です。

このシングルでしか音源はありません。

タイトル通りオールドスクールな雰囲気のロックナンバーです。

「オールドスクール」とは保守的や伝統的、転じて古き良き時代のかっこよさというような意味でも使われます。

使い方によってはただ古臭いと使われることもありますが。

そんな保守的な考えから飛び出そうと言っているような曲です。

全体的にまとまりがよく聴きやすい楽曲ですが、歌い方が特徴的でそこが一番耳に残ります。

それではメロの歌詞が少し難解な「マーチングバンド」の歌詞をみていきましょう。

非常に比喩や抽象的な表現が多いので筆者の感覚での解釈となります。

こんな解釈の仕方もあるんだ！と参考にしてもらえれば嬉しく思います。