【しあわせのランプ/玉置浩二】歌詞を解説♪あなたも幸せになろう！そのためには…優しい歌声に癒される

大切な人をランプに例えたところがいいなと思います。

昼間の太陽ではなくて暗闇を照らす暖かい灯り。

夜の海を航海する船から見える灯台の光もそうかもしれません。

辛く淋しい孤独な心の中を優しく照らしてくれるランプのような人。

ここには”僕”が登場して愛を語っているのだということが分かります。

友達・家族・仲間…出てくるのは大切なものばかりです。

そして”僕”にとっていちばん大切なのは暗闇に灯された道しるべのような君。

優しい気持ちになれたときに”君”がランプのように思えるのでしょう。

ここでもう一度彼の心の中にいつもいる優しい人の言葉が出てきます。

空には星が輝いていますから、舞台は物思いに沈む夜です。

いつでも帰れる場所がある人はしあわせなのでしょう。

夢破れたときや現実に疲れたときに帰る場所があればそこには安らぎや癒やしがあります。

待っていてくれる人がそこにいて愚痴のひとつも聞いてくれたらそれだけで心は軽くなるのです。

なかなか淋しいとか悲しいなんて口に出せるものではありません。

だからこそ人は辛い思いをするのです。

どこかに自分を支えてくれる人がいれば、たとえ口に出さなくても会うだけで救われることもあるでしょう。

そして帰る場所はもうひとつ、好きな人のところです。

暗闇を照らしてくれる暖かいランプのような人が待っていてくれたら。

最後に彼が歌う”しあわせ”はとても静かで優しい声です。

彼自身の声でもあり、母親の声なのかもしれませんね。

心の中に暖かいランプを灯すようなメロディーと玉置浩二の優しい歌声はとても素敵だなと思います。

どうしようもなくなったときにひとりで空や星を見上げれば、懐かしい思い出が蘇るかもしれません。

そこに昔の自分や子供の頃の自分がいて、今のあなたに微笑んでいたら…。

しあわせになるためには歌詞の中に出てくるように友達や家族や仲間が必要です。

好きな人がいればもちろんしあわせでしょう。

悩んでいた彼は好きな人の「しあわせのランプ」になれるのでしょうか。

自分自身が誰かのランプになれたらもっとしあわせになれるのだと思います。

ときに感情を込めすぎるのか歌い方に癖がある、という声もありますがこれも彼の個性です。

むしろ感情が表にあらわれるほうがボーカリストとして自然なのかもしれません。

歌唱力に引っ張られて声帯や表情も動いているというのは大袈裟でしょうか。

もはや歌い方がどうのこうのなどという域を超越しているような気がします。

素直に彼の歌声に耳を傾ければその凄さがきっとよく分かるでしょう。

ずばぬけた歌唱力とギターを始めとする楽器の演奏力、良い曲を書くソングライティングの能力。

同じプロからの評価が高いことにも納得がいくミュージシャンが玉置浩二だと思います。

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