映画『ドラえもん』シリーズ主題歌!
のび太たちの冒険を彩るポップチューン!
2021年1月にリリースされたOfficial髭男dismの新シングル、『Universe』。
本曲は1月に先行してデジタル配信が行われたのち、2月にCD盤もリリースとなっています。
国民的アニメ『ドラえもん』の映画シリーズ主題歌としても起用されたこちらの楽曲。
実は同時期にアニメ『ドラえもん』でも、しずかちゃんが大好きなバンドとして。
ヒゲダンのメンバーはなんと、本人役で出演を果たしたんだそう。
そんな話題ともあわせて、一躍人気となった1曲となっているようです。
MVもチェックして!
楽曲の歌詞をチェックする前に、ぜひこちらのMVもあわせてご覧ください!
映像の舞台となっているのは、近未来感を思わせる不思議な空間です。
サイバーな空間の中で楽曲を演奏するヒゲダンのメンバーと、それを物珍しそうに眺める1人の少女。
この両者の不思議な出会いを描いたような、そんな映像ともなっています。
近未来感のある雰囲気は、未来からやってきた『ドラえもん』の存在もなんだか彷彿とさせますね。
さて、それではここからは楽曲の歌詞について早速見ていきましょう。
この楽曲では、一体どのようなメッセージが歌われているのでしょうか。
なお、重複する歌詞については一部省略しながらご紹介させて頂ければと思います。
早速歌詞を見ていこう
皆の理想や正解は、自分にとってもそうなんだろうか?
未来がどうとか理想がどうとか
ブランコに揺られふと考えてた
まぶたの裏浮かんだハテナ
僕は僕をどう思ってるんだろう?
出典: Universe/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
これからの未来のためにこうするべき。世の中の理想はこんな世界であるべき。
私達の周りには、日頃そんなふうにたくさんの○○するべき、という概念が転がっています。
大勢の人々が暮らすこの世界を平和に、健やかに保つためには、確かにそれはとても大事な考えです。
ですがその○○するべきという考えは、あなた自身にとってはどうでしょうか?
それらは、本当に大切なことだと思いますか?またそう思うのであれば、どうしてそう思うのですか?
この時一番よくないのは、「皆がそう言っているから」という理由です。
それではあなたは、内容がどうあれ「皆が言っている」ことには従うのでしょうか。
例えばもしかしたらそれが、あなたの大事な人を大きく傷つけてしまうことになってしまっても。
例えばもしかしたらそれが、あなたという存在そのものを否定することだとしても。
あなたは「皆が言っている」ことに従うのでしょうか。
自分自身が何を思い、どう考えているのか。一度手に胸を当てて、ぜひ考えてみて下さい。
嬉しい悲しいどっち?正しい間違いどっち?
夕陽に急かされ伸びた影見つめ
公園にひとりぼっち 砂場の解答用紙
しゃがんで分かるはずなくても探した
出典: Universe/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
何かの出来事に直面した時、自分はどのような感情を抱えているのか。
自分の選んだ選択肢は正しいのか、間違っているのか。なぜ正しいと、間違っていると思うのか。
たくさんの感情や思いを自問自答する事は、かなりのエネルギーを使うことです。
そして時にそれは、気づきたくない自分の思いに気付かされてしまう、という事でもあります。
こんなに思い悩んでいるのは自分だけではないか。自分は本当に正しいのか。
他人や世間と違う答えを出した時ほど、それが本当に正しいのかわからないと悩むこともあるでしょう。
ですが、世の中に絶対はありません。絶対に正しいことも、絶対に間違っている事もありません。
私達ができることはたった一つだけ。
正しい答えを出すのではなく、出した答えを自分にとって正しいものにしていくことだけなのです。
勉強のできないのび太に、それでも勇気をもらうのは
0点のままの心で暮らして
笑って泣いて 答えを知って
満天の星の中僕の惑星
彷徨ってないで こっちへおいで
涙とミステイク 積み重ね 野に咲くユニバース
ただひとつだけ
出典: Universe/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
『ドラえもん』の主人公であるのび太は、あまり勉強が得意ではありません。
テストではよく0点を取って、先生やお母さんに怒られているのを見たことがある方も多いでしょう。
そんな彼は、本当にダメな奴なのでしょうか?そうでないことを、皆さんはきっとよく知っているはず。
勉強はできないかもしれないけれど、友達思いで優しくて、大きな試練にも立ち向かう勇気を持っている。
そんな彼の姿に、皆たくさんの勇気をもらっているのです。
勉強はできないけれど友達思いで勇気のある彼が、こんなにも輝いて見えるのは。
彼自身がきっと、自分にとって本当に大切なことや、自分にとって正しいこと。
確固たるそんな自分だけのオンリーワンのものを、きっと持っているからではないでしょうか。