ブラックビスケッツの最大ヒット「タイミング」
1998年4月22日に発売された、ブラックビスケッツ2枚目のシングル「タイミング」。
オリコンでの累計売上が約148万枚というのですから、すごいですよね。
彼らがリリースしたCDはシングル4枚、アルバム1枚と、そう数は多くありません。
元々特殊な状況で結成されたユニットというのが、その理由だと思われます。
メンバーは南々見狂也(ななみ きょうや)、天山ひろゆき(あまざん ひろゆき)、ビビアンの3人。
CDジャケット画像とメンバー名を見て「あれっ?」と思った人もたくさんいることでしょう。
「左後ろはキャイーンのアマノッチだし、右後ろはナンチャンじゃん!」
ブラックビスケッツって?
大人気TV番組から生まれたユニット「ブラックビスケッツ」
当時をご存じない方々のために、ブラックビスケッツとその状況について簡単に説明しますね。
このユニットは、その頃大人気だったバラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』から誕生しました。
先に記した「特殊な状況」とはこのことを指しています。1997年1月が初登場で、略称「ブラビ」。
メンバーは、南々見狂也=ウッチャンナンチャンの南原清隆。
天山ひろゆき=キャイーンの天野ひろゆき、ビビアン=ビビアン・スーです。
当初は、番組内で先に活動開始したポケットビスケッツを邪魔する悪役3人組という位置づけでした。
ですが次第にスタンスが変わり、その年の12月、ついに初シングル「STAMINA」をリリース。
その音楽性の高さから、番組を見ていない層からも熱い支持を得るようになったのです。
活動期間はわずか2年ほどなのに、今も彼らを愛するファンはたくさんいます!
ブラビの挑戦を受けて立つポケットビスケッツ
ブラビを語るうえで、絶対外せないのがポケビの存在。
先述のとおり、番組内で先に活動を始めたのはポケットビスケッツ、略称「ポケビ」でした。
ウッチャンナンチャンのウッチャンこと内村光良、キャイーンのウド鈴木、千秋による3人組ユニットです。
この記事がアップされる数日前に、日本テレビ系列で放送された『24時間テレビ 愛は地球を救う』。
番組内で、ポケビが18年ぶりに一夜限りの復活を遂げたのをご覧になった方も多いのではないでしょうか。
この2ユニットがしのぎを削っていた1998年ごろ、ファンは「ブラビ派」「ポケビ派」に大きく分かれていました。
筆者はブラビ派だったのですが、このポケビ復活は見たかったです…。
後で知ってかなりのショックを受けました(笑)
必見! ブラビの魅力満載PV☆
ニューヨークでのロケは貴重な映像
アメリカ・ニューヨークでのロケ!
しかも、今は無きワールドトレードセンター(WTC)のてっぺんとか!!
「タイミング」が発売された3年後、WTCは同時多発テロにより倒壊してしまいました。
それを思うと、この映像は別の意味でも貴重なのですよね。
街中やライブハウスでのパフォーマンス映像などが盛りだくさんです。
3人の個性が光り輝く!
ダンスはキレッキレとはいきませんが(笑) 3人の歌と映像の良さがビンビン伝わります。
特にアマノッチの歌唱力と声質の素晴らしさといったら!
この「タイミング」ではソロ回しが比較的短めなのですが、それでも「うぉぉ!」という感じ。
ビビアンのニュアンスのある歌いまわしとリズム感は、何度聴いても惚れ惚れします。
ナンチャンが夜景をバックにサックスを吹く姿は、とても様になっていますね!
「KY」なにそれ? あなたを応援する歌詞を解説!
ここからは、きっと多くの方が「あるある、わかるわかる」となるであろう歌詞について解説します。