「愛してない」/Acid Black Cherryの歌詞には違うバージョンがある！？歌詞を徹底解釈！

Acid Black Cherryの楽曲では、雨の日がよく題材にされています。

Acid Black Cherryは数曲ですが、yasuさんがボーカルをつとめるもう一つのバンド・Janne Da Arcの楽曲はもっと多くの曲で雨というワードが出てきます。

雨は忌まわしいものという認識が一般的ではありますが、創作品の題材としては重要なファクターのひとつといえるでしょう。

TumblrとかInstagramのVSCOフィルターの写真とか、雨の日がいい感じに表現されている写真や作品をたまに見かけませんか？

出逢いの日の雨であれば非常に印象的でございましょう。しかし別れの日の雨は重苦しいですよね。

「同じ夜」といえども、わたしたちが「同じ雨」から受ける印象が異なるように、シチュエーションが異なれば「違う夜」になってしまうのではないかと感じます。

色気ぶち壊しとはわかっていても、「点点点多すぎやろ！！」とツッコまずにはいられない歌詞・・・。それが「愛してない」なのです・・・。

しかし荒く不規則な息継ぎや止まない愛の感情を表現しているようで、なかなか色っぽい三点リーダーの使用方法ですね。

「もうヤダ」の部分も少々セクシー感が出ています。

そしてなんといっても、「愛してない」の天邪鬼さと、結局は「愛してる」と述べてしまうところがこの曲の醍醐味でございましょう。最高の愛の言葉、それが「愛してない」なのです。

反対のことを述べて反対の意味を際立たせるというのは、いわゆる「ツンデレ」でも見られるように、ストレートに言うよりも強烈さが増す表現方法のひとつです。

以上、Acid Black Cherryの珠玉のバラード「愛してない」の概要と歌詞内容をご覧いただきました。

言葉のはかなさと強烈さ、いずれも感じ取ることができるのが「愛してない」のひとつのポイントです。

愛していながらも別れを選んだり、愛しているのに反対のことを言ったりと、人間の感情はかくも複雑なものなのですね。

しかしその分わかりあえたときの喜びは至上のものでしょうし、複雑だからこそ面白いという面もあわせ持っています。

そしてたまには恋人に「愛してる」ではなく「愛してない」と言ってみませんか？

「愛してる」なんて恥ずかしくて言えない！なんて方も「愛してない」なら簡単に言えるんとちゃいますか？