高鳴る鼓動
Can you hear my heartbeat singing to your heart?
Ding dong って鳴らすよ
すぐにね
Monochrome な夜をすり抜けて
I know where we should be going
Can’t you see now?
It’s easy to give in to your heart
出典: Monochrome Syndrome/作詞:aimerrhythm 作曲:飛内将大
「私の鼓動があなたに向けて歌っているのが聞こえる?」
主人公はドキドキと胸が高鳴っているのです。
それを、相手へ向けたラブソングを心臓が奏でているかのように表現しています。
そして「Ding dong」という単語は日本語でいうインターフォンの「ピンポーン」です。
海外ではインターフォンではなく、ベルの音色という違いがあります。
いずれにせよ、ここでは「あなたの心へと入り込みたい」という意味で使われているのではないでしょうか。
曖昧を育てていこう
連れ出して見せてよ
その手で
白か黒かなんて気にしない
曖昧っていう色をつけて
出典: Monochrome Syndrome/作詞:aimerrhythm 作曲:飛内将大
そしてここで「白黒」を使った表現が登場。
物事を2つの極端な選択肢に分類する思考を「二極思考」や「モノクロ思考」といいます。
言い換えると、何事にも白黒つけないと気が済まない性格。
でもここでは「白黒付ける必要はない」と言っています。
恋を進めようとすればどうしても、白黒ハッキリとつけられない状況は出てくるでしょう。
曖昧な関係性。
曖昧に育っていく愛情。
友達以上だけどまだ恋人というには早い愛情。
これらを受け入れることで恋が彩られ、進展していくはずです。
不器用な側面も受け入れて
背伸びをして見ていた
モノクロ映画
もう少しくらい白黒つけた?
What’s going on?
ダンスも踊れなくて
筋書き通り?
もしかしてさ Girl meets boy
かもね? What’s wrong?
出典: Monochrome Syndrome/作詞:aimerrhythm 作曲:飛内将大
ここでは「映画」に対して抱いていた憧れが綴られています。
いつか自分もあんな風に素敵な恋愛をしてみたい…。
そう思う心理があるからこそ、現実でも映画の内容を再現してしまうのかもしれませんね。
上手に社交ダンスが躍れなくて転び、男性が抱きかかえる…。
そんなテンプレートといえる恋愛ストーリーと自分を重ね合わせています。
君と歩む未来
迷わず次へと進みたい
迷わず “Step up!”
Step up
甘い香りのしている方に
思わず Step back?
Standard
なんて柄じゃないのに
出典: Monochrome Syndrome/作詞:aimerrhythm 作曲:飛内将大
恋愛を進展させたい。
そう考えているのが読み取れます。
主人公は積極的な性格の持ち主です。
ところが、なぜか毎回ブレーキがかかってためらってしまうよう。
「型にとわわれないのが自分」なのになぜか無意識に制御してしまい、もどかしく感じています。
まるでくっつきそうでくっつかない恋愛映画を見ているみたいですね。
一緒に抜け出そう
Can you feel me?
My belief leading with your heart
手を取ってみせてよ すぐにね
Syndrome な恋はきまぐれと
I don’t care where this is going
Can’t you see now?
It’s easy to give in to your heart
いつだって曖昧な二人は
白が黒で 黒が白になる
愛の Flavor 漂わせて
出典: Monochrome Syndrome/作詞:aimerrhythm 作曲:飛内将大
最初の英文を和訳してみましょう。
「私の気持ちが分かる?あなたの心と一緒に先へ進みたいの」
主人公は筋書き通りの恋愛を抜け出そうとしています。
5行目以降の和訳も見てみましょう。
「恋のゆくえなんて気にしないの」
「今会えない?」
「心に従うことは簡単なんだよ」
心のままに自分をさらけ出せる関係性を望んでいます。
お決まりのパターンを繰り返すのは「失敗が怖い」という原因があるでしょう。
安全策といえる選択肢ばかり選び、刺激のないテンプレートなやり取りになっているのだと思います。
「この恋がどうなるか分からないけど、全力で求め合い、ぶつかりたい」
そう思ったとき、この恋愛は急展開を迎えるのではないでしょうか?