そんな理想を僕は思い描くたび
強くならなきゃとまた今日の僕を脱ぎ捨てる
出典: CONVINCING/作詞:TAKA 作曲:TAKA
冒頭の歌詞のようなことを、主人公は日々自分に言い聞かせていたのです。
さっきは他人からの「説諭」が出てきましたが、これは自分に対する「説諭」だと言えますね。
自分のやるべきことは、理想を思い描くことから見えてくるもの。
ただガムシャラに頑張っているだけでは、何のために頑張っているのかが見えなくなってしまいます。
常に自分がどうなりたいのかを思い描いて、行動を選んでいくべきなのですね。
くだらない憶測に前倣(なら)えはまず置いといて
しばられずできるコト一つ一つ組み立てていく
それからだその先は誰があーだこーだ言ったって
やれるのは己だけ自分自身を信じてみるよ!
出典: CONVINCING/作詞:TAKA 作曲:TAKA
「やらない内から批判してくるような人に耳は貸さなくていい」ということが歌われるサビ部分。
少しぐらい無謀に思えたって、実際はやってみないと何もわかりません。
目標を叶えるために自分が今何を出来るのか、目の前のことに一つずつ取り組んでいくことからしか何も始まらないんです。
その先を見れるのはやった人だけ。傍から見ているだけの他人には何もわかるはずがありません。
「あんなの大したことない」と笑う人たちに対しての説諭
Everything I'm gonna do
Is not what you think hard thing anyway!
It's too bad! everyone knows!!
The simple thing is not so easy
I am sorry! I can't do this!!
そんなような気がするけど
It's so wrong?
出典: CONVINCING/作詞:TAKA 作曲:TAKA
「僕がやろうとしてることって 君が思うように別に難しいことじゃないんだよ
悪かったね!そんなことみんな知ってるよ!
単純なことは簡単なこととは違う
ごめんね!僕には出来ない!
そんな気がするけど 何か間違ってる?」
和訳してみるとこんなところでしょう。
何かを成し遂げようと挑戦する人に「あんなの大したことないよ」などと言って馬鹿にする人が居ます。
そういうことを言う人って、大半が自分ではやったことがないのではないでしょうか。
実際に行動を起こすことというのは想像以上に骨が折れるものです。
そして単純というのは飽くまでも「わかりやすい」というだけのこと。
やり方がわかりやすくても、行動を起こすにはエネルギーが要るんです。
それは決して簡単だとは言えないですよね。
心が揺らぐときに思い出してほしい言葉
時にささいな事が僕を僕じゃなくす
I know that 始まれば終わりも世界(ここ)ではあるんでしょ?
出典: CONVINCING/作詞:TAKA 作曲:TAKA
どんなに強く意志を持っていたって、ふとしたときにで揺らいでしまうことはあります。
周りの言葉が気になってしまうことも、人間なら仕方がないんです。
「そんなときも自分を信じて欲しい、始めたのなら必ず何かに辿り着ける」という想いがこの部分には込められているのではないでしょうか。
夢を描く人の背中を押す説諭
甘えとか言い訳は二の次三の次にして
今だから楽しめる事見つけて離さんでくれよ!
それからだその先は今はあーだこーだ言ったって
始まらないし 終わりもしない
Waiting for Ending = No Future!
出典: CONVINCING/作詞:TAKA 作曲:TAKA
ここで歌われるのは「四の五の言う前にまずやってみよう!」ということ。
出来るのかどうかも、自分がそれを好きなのかどうかも結局はやってみないとわからないんです。
「ただ待っていたって未来はやってこない」
最後を飾るこの英詞が全て物語っています。
行動を起こして夢中になれたのなら、そこから自分だけの物語が始まっていくんです!
最後は聴く人に対しての背中を押すような「説諭」になっていましたね。
とにかく行動を起こした彼らだからこそ伝わる
この曲からも伝わるように、ワンオクだって最初からトントン拍子だったわけではないでしょう。
森進一さんの息子ということで、ヴォーカルのTAKAが「親の七光り」などと言われて悔しい想いをしていたというのも有名な話。
自身が何者かを名乗らず成功してみせた彼を、今でこそ多くの人が湛えます。
しかし最初から、彼らが日本を代表するようなロックバンドになるだなんて誰が想像出来たでしょう。
彼がどうやって成り上がったのか。とにかく行動を起こしたんです。
行動を起こせば何かが始まる
成り上がる方法なんて彼自身も知る由もありません。ただ彼は行動を起こしました。
最初の一歩にして、それだけでは何も変わらないようにすら思えてしまう「行動を起こす」ということ。
だからこそ行動を起こす前から四の五の言う人も多いのでしょう。
それはワンオクが証明してくれています。行動を起こせば、そこから何かが始まるんです。
このメッセージが込められた「CONVINCING」も彼らが歌うからこそ、説得力を持って伝わるものなのですね。