teto『夜想曲』のMVに迫る!
夜想曲というタイトルと、tetoが結びつかない。そんな方が少なくないはずです。
夜想曲=ノクターンといえば、ショパンだのドビュッシーだの、いずれにせよクラシックのイメージではないでしょうか。
さて、tetoです。
tetoの『夜想曲』のMVからは、クラシックの要素が見いだせません。
だからこそtetoらしい!
2019年4月24日
正義ごっこ
1.夜想曲
2.ラムレーズンの恋人
3.時代
4.こたえあわせ
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Teto#シングル
『夜想曲』は2ndシングル「正義ごっこ」の1曲目に収録されています。
リリース情報など詳細はteto公式サイトをご覧ください。
演奏シーンだけで構成されているMV
ライブパフォーマンスの激しさに定評があるteto。
そっくりそのままコピーしたかのような仕上がりのMVですね。
Vo.の小池貞利以外のメンバーはとても静かに見えますが、そんなことはありません。
他のメンバーもかなり激しくダイナミックに演奏をしているのです。
気になって仕方がない3つの点
さて、一見するといつもどおりの激しさでtetoが演奏をするだけの、ありふれたMVだと感じます。
しかしじっくり観察すると、いくつか気になる点がありませんか?
- 動きがマイルドになる数秒間
- 小池ばかりが激しく見える理由
- 落下したマイクへの小池の対応
何となく流し見してしまうと気にならない。しかし前のめり気味に観察すると気になってしまう3点。
今回はこれらについてじっくり考えます。
動きがマイルドになる数秒間にはどんな意味が?
黒髪を振り乱し、獅子舞のように荒れ狂う小池貞利の姿が続きます。
口が衝突したマイクがスタンドを軸に少しずつ回っていき、それに合わせて小池が動く光景は見慣れたものです。
しかし4分21秒の楽曲MVの中で、彼の動きが非常にマイルドになる時間があります。
20秒間、視聴者に何かが起きている?
MVの1分10秒〜1分30秒あたりに相当します。
直立不動ではありませんし、低い姿勢で顔は斜めに傾いていますが、小池はその場をほぼ動きません。
顔の向きは変わるものの、それまでの動きと比較すると驚くほど動きません。
激しく動いているときとそうでない20秒間、視聴する側の変化を感じませんでしたか?
何も変わらない、と感じた方はぜひもう一度MVを再生してみてください。
20秒間に込められた思い
この20秒間は、1番のサビの部分と一致します。
Aメロ、Bメロを聴いてしっかり覚えているフレーズやメロディはどれぐらいありますか?
サビはどうでしょう?
恐らく、サビのほうが頭に残っているかと思います。
また、動きが減った20秒間は視線がどこに向かいましたか?
多くの方は小池の表情に向かったのではないでしょうか。
漫然と「凄い動きだな」と感じるだけで終わるAメロ、Bメロ。
しかし、サビに入ると無条件で映像に惹きつけられるのです。
(個人差はあります)