まさに自分がやられて初めて、今までの自分がなんてひどいことをしていたのだろうと自問をしているところなのでしょう。
「知らない」ことは怖いから
醜い言葉ばかり吐き出して誤魔化して
自分のことまで嫌わないで
出典: プレゼント/作詞:Saori 作曲:Nakajin
結局無知の恐怖からの、他人への攻撃あるいは口撃が最終的に自分に帰ってきてしまったということでしょうか。
ひとりぼっちになりたくない
ここにいてよ
その言葉言えなくって
心閉ざさないで
出典: プレゼント/作詞:Saori 作曲:Nakajin
ここでは本音がポロリと出ています。孤独が嫌だという、そしてそれを素直に言えない自分。
それを大人になった自分が中学生だったころの自分にアドバイスに行きたい、伝えにいきたい、そういうところでしょう。
ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい
出典: プレゼント/作詞:Saori 作曲:Nakajin
実際当時の深瀬の言葉が反映されているようです。
一人ぼっちで泣いていたsaoriを慰め、大丈夫だよって言ってくれた。そんな情景が浮かんできます。
「人生」のこと
あまりにも問題ばかり起きるから
難問解決プログラムなのかと思っていたけれど
出典: プレゼント/作詞:Saori 作曲:Nakajin
つらい日々をどうやり過ごすか、神様が敢えて私に困難を与えて、どう乗り越えられるかお試しになっているんだろうか、それを難問解決プログラムと表現しています。
自分はいわば実験台ではないかと疑っています。
気付いたんだ
「プレゼント」みたいなものなんだって
何十年か好きに生きていい特別なプレゼント
出典: プレゼント/作詞:Saori 作曲:Nakajin
でも、そんなつらい日々も深瀬の一言で全て好転します。初めてそこでsaori気づきました。
あっ、今までの困難はこの一瞬の気づきのためなのだと。
だから楽しみにしながら
ゆっくり開けたら良いんだ
自分自身にその言葉を贈るよ
いつも忘れちゃうから
出典: プレゼント/作詞:Saori 作曲:Nakajin
そう、全ては未来の自分からのプレゼント。
だからゆっくり気負わず楽しんでそのプレゼントを味わえばいいんだ。
そう心境が変化しました。
いま君のいる世界が
辛くて泣きそうでも
それさえも「プレゼント」
だったと笑える日が必ず来る
出典: プレゼント/作詞:Saori 作曲:Nakajin
つらく厳しい日々、しかしそれでもいつか、いやだからこそいつか必ず笑える日がやってくる。
そのためにこそ今のつらさがあるんだよ。
そう、これはタイムマシーンに乗ったsaoriが、昔の自分に言い聞かせに来ているところです。
ひとりぼっちになって
気付いた
本当は大切な人がたくさん
いるんだってことが
出典: プレゼント/作詞:Saori 作曲:Nakajin
いよいよ詩は終わりに近づいています。今だからこそ言える。
当時の君にはわかりようがないけれど、一人ぼっちだったからこそ、その経験があったからこそ、本当は君の周りには大切な人がたくさんいるんだってことに気づけたんだってことを。
その経験がなければ、今でもその大切さに気づいていなかったかもしれないってことを。
ひとりぼっちにさせないから
大丈夫だよ
その言葉返せるように
強くなりたい
出典: プレゼント/作詞:Saori 作曲:Nakajin
そしてこの詩の最大の重要な転換点である、saoriを救った言葉で曲は終わります。