
2017年01月30日更新
幾多の困難を越えて、 いまや世界規模の活躍を見せるONE OK ROCK(ワンオク)。 ここではONE OK ROCKの曲を良く聴き込み、 良く歌い込んでいる僕が、 その歌詞にフォーカスして書いていきたいと思っています。 最新アルバム Ambitions からの1曲です。
先月11日にリリースした
大ヒット中のアルバム
「Ambitions」
から最後に入っているトラック
「Take what you want」
を検証してみました。
Takaの家庭のことを言っているような、
そうじゃない気もする。
難解な歌詞です。
Take what you want
Take what you want and go
出典: http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170111-034
※和訳はTaka口調に近いよう
筆者が翻訳、
編集したものです。
欲しいものを持って行け
(欲しいものを)取って行けよ
過ぎ去った嵐のあとの静けさに
たたずんだ 隣に君はもういない
出典: http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170111-034
もしこの歌詞が
ONE OK ROCK
ボーカルのTakaの家庭で
起きた
「ハリケーン」
なら
凄まじい環境にいたのだなと
驚愕します。
一番気になるのは
本当に
家庭に対する
歌詞であるなら
今でも
こういった感情を持っているのかな
ということです。
家族仲は戻り
過去に
「Nobady's Home」
という曲で
その気持ちを表現していますから、
今なぜ
この感情が
綴れるのか?
不思議に感じる部分ですが、
いったん
歌詞に戻ります。
I don't want anything in our broken home
Not the memories or the things we own
Not the picture of us on the wall
So take what you want
Can you hear me?
I'm trying to hear you
Silence strikes like a hurricane
Now I'm singing for you
You're screaming at me
It's hard to see your tears in the pouring rain
出典: http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170111-034
(和訳)
崩壊のここにはもう求めない
思い出も、思い出のものもいらない
壁にかけられた僕らの写真もいらない
そう、だから欲しいものを持っていけよ
声が聞こえるかい?
あなたの声に耳を澄まそうとしてる
ハリケーンみたいに痛い沈黙
そんな中、僕はあなたに歌い続けてる
僕に叫ぶあなた
豪雨の中で、その涙もよく見えない
この歌詞では
「You」
を
ボーカルTakaの父である
森進一氏
と仮定して、
の線も考えて
翻訳してみましたので、
君ではなく
あなた
と翻訳しています。
(日本語部分は君のままです)
家庭崩壊の歌詞なら、
崩壊時の
会話のない雰囲気と
沈黙の苦痛さとも思えます。
だけど
どこかで
相手の痛みを知ろうとしている
言葉も受け取れます。
しかしながら
豪雨(=家庭の荒れ模様)
にまみれて
痛みを受け入れる
余地もないよ
そんな叫びにも感じます。
ただ
どこかそことは
違う世界を歌っている気もしてきました。
もし
Takaがそこまで
過去に執着する人間だったなら
ONE OK ROCKは
こんな世界に向けて
走るバンドではない
気がするからです。
だから
なぜ今この感情?
と違和感が残っていました。
もう少し読んで
進めていきます。
続きをどうぞ。
Take what you want
Take what you want and go
Just go now just go, go, go
Still remember a time when you felt like home
You and me up against the great unknown
You were my life, now you're out of my life
Yeah I guess that's life
Can you hear me?
I'm trying to hear you
Silence strikes like a hurricane
Now I'm singing for you
You're screaming at me
It's hard to see your tears in the pouring rain
出典: http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170111-034
欲しいものを取っていけ
そして飛び出すぞ
今行け、すぐに行け、飛び出すぞ
今もなお、
あなたがまだ家庭のように感じていた時のことを思い出せる
あなたと僕に未知の課題が挙がる
あなたは僕の人生そのものだった、
今あなたは僕の人生にはいない
わかっている、それが人生なんだ
声が聞こえるかい?
あなたの声に耳を澄まそうとしてる
ハリケーンみたいに痛い沈黙
そんな中、僕はあなたに歌い続けてる
僕に叫ぶあなた
豪雨の中で、その涙もよく見えない
(goの温度感を出すために
すべて違う言語にしてみました。)
よくよく考えてみると、
歌い出しに
エフェクトがかかっていて
やや遠くから
聴こえてくる雰囲気
から
始まりますので
遠い場所からの声
なのでしょうか?
Take what you want
Take what you want and go
が何回も歌われています。
筆者はやっと
結論に至りました。
この歌の
Home
は
家庭
ではなく
これまでの
ONE OK ROCK
であり
あらゆるハリケーンの中で
求めてるものを抱えて
変わろうとしている気持ちを
表しているようにも
感じてきました。
Take it
No reason for me to hold on
(Look in my eyes I'm letting go)
Keep it
Don't need it, don't need it, don't need it!
Take what you want, take what you want and go
出典: http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170111-034
持っていけよ
(今はもう)僕が持つ意味はない
(目を見てくれ、僕はもう行こうとしてる)
取っておけよ
僕には不要さ、いらない!いらないんだ!
欲しいものを持って、飛び出すぞ!
※()内は歌詞の全体像から
筆者が加えたワードです。
主語がどっち
(Taka本人かもう一人のTakaか)は微妙ですが、
Taka側の
「拒絶」
の叫び
との葛藤に感じます。
Can you hear me?
I'm trying to hear you
Silence strikes like a hurricane
Now I'm singing for you
You're screaming at me
It's hard to see your tears in the pouring rain
Take what you want, take what you want and go
Can you hear me?
出典: http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170111-034
家庭崩壊の
歌詞だとしたら
壮絶な風景が浮かびます。
ただ
そうではなく
ONE OK ROCK
という
「家」から
望んでるサウンド=「Take want you want」
を持って
新しい世界に出ていく
歌詞と
自分の中で答えが出て、
この曲がまた好きになりました。
最後の
Can you hear me?
は
優しく囁くように
歌っていて、
まるで
どこかに戻るかのような
サウンドで
曲が終わります。
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