いつもとなりにいるから
Tell me why ワガママとか思わないから
だからTell me why 何もかもをさらけだして
しあわせになるために もう一人きりで泣かないで
しあわせになるための 涙はもうじゅんぶん流した
出典: しあわせになるために/作詞:ナオト・インティライミ,川村結花 作曲:ナオト・インティライミ
すぐに結論を出さないで、何事にも慎重なところはキミの長所。
でも何もかも自分だけで抱え込んでしまうキミが、僕は心配です。
心の中で独り悩んでいるモヤモヤを、僕にぶつけていいからとキミの顔をのぞき込みました。
迷いから抜け出せないキミを、迎えに行くことができるのは僕だけです。
独り涙を流して過ごす暗い日々を、僕なら終わらせることができます。
キミは迷いや悩みを解決するために自分の心を傷めました。
過去に別れを告げて次に行くときは僕と一緒です。キミ独りではありません。
キミと僕は『しあわせになるために』未来に向かいます。
リアルな温もりで
ここまでは言葉でキミを説得しようとしました。
ここからは愛を伝えるための、具体的な行動に出ます。
もしかして最初から考えていた作戦?などと疑うのは止めて、成功を祈りましょう。
かたくなな心がゆるみます
寒がりなキミの手が冷えてきたね そろそろ行こうか
カイロ忍ばせた 左のポケットに その右手を導くよ
出典: しあわせになるために/作詞:ナオト・インティライミ,川村結花 作曲:ナオト・インティライミ
指先が冷たくなりがちなキミは、冷えた手をこすり合わせるのが癖です。
並んで座ったキミの横顔を見ながら、キミの手に僕の手を重ねました。
冷え切った手のために、僕はコートのポケットに使い捨てカイロを忍ばせました。
温められたポケットでキミの手を温かくしたいのです。
僕なら寒さで硬くなった手と心を温めて、柔らかくすることができます。
もしかして反対側の右のポケットには、パカッとふたが開く小さな箱が入ってるかもしれません。
こんな想像は余計なお世話かもしれないけれど、歌詞にある優しさを実際に体験したら心がとろけます。
目線の先にあった愛
並んで座った2人の手は重ねられたままかもしれません。
ポケットにあるカイロの力を借りなくても、温もりは伝わると僕は信じています。
キミの手を温めるのは僕
stay with me あのベンチで始まったんだよな、って
言おうとしたけど キミの視線同じで笑えた
出典: しあわせになるために/作詞:ナオト・インティライミ,川村結花 作曲:ナオト・インティライミ
キミに願うのは「傍にいて」ただそれだけです。
ここでは行動ではなく、2人が共有しているはずの風景を言葉少なめに語ります。
話を続けているこの場所は2人の大事な思い出の場所でした。
「付き合って欲しいと」伝えたベンチ。今日はそこに別のカップルが座っているのでしょう。
ふとキミを見たら、あの日の2人の様に笑って話すカップルをキミも見ていました。
2人の愛が始まった場所をキミも覚えていたことで、温かくなる僕の心。
あの場所から始まった愛が途切れないことをキミも願っているはずです。
ジンワリと温められた重なったままの手と心は、もう離れることはありません。
より大きな思いで伝えます
しあわせになるために この手をずっと離さないで
しあわせになるための キミが帰る場所はここでいい
出典: しあわせになるために/作詞:ナオト・インティライミ,川村結花 作曲:ナオト・インティライミ
歌詞に書かれた言葉は僕が心で強く思っていることなのでしょう。
僕がいつも思っている愛を表した言葉です。
キミと離れることはないから、戻る場所はいつも僕のいる所だから…。
何度も伝えたはずなのに、上手くキミに伝わっていないもどかしさも垣間見えます。
『しあわせになるため』の君への思いは、架空の希望だけを伝えているのではありません。
2人がいる場所は住むためだけではない、そこで心が安らぐ場所です。
『しあわせになるために』必要なことを伝える僕の隣でキミは前を見ています。
膨らんだ頬はいつものキミに戻りました。唇にも優しさが戻ってきたように感じているのは僕だけでは無いはずです。