続いて、歌詞を見ていきましょう♪今回はフルでご紹介していきますよ!
記事タイトルにある「笑顔が生まれる」とはいったいどういうことでしょう?
それぞれ、笑顔が生まれるポイント~題して「笑顔発生ポイント」~を挙げながら、歌詞を紐解いていきます。
ぜひ音源を聴きながらスクロールしてください( ^^ )
笑顔が生まれる歌詞♪
- 1番<Aメロ~Bメロ~サビ>
なんでそんな風に 悲しい顔して うつむいているの?
少し笑っていた方が なんとなく楽しくない?
そりゃ誰だって そう僕だって やる事なす事 中途半端
あんまり人と 比べて見ても 何も始まらない
口笛吹いて 楽しく笑って 明日は何かいい日になるさ
いつか素晴らしい花を咲かそうよ 君ならきっとできるさ
出典: 口笛/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
- 「なんで?」という問いかけから幕開け
- 「誰だって、僕だって」という共感
- 「何かいい日になる」という聴く人それぞれが自分自身に当てはめられるおおまかさ
➀第一声から早速「笑顔発生ポイント」ですよ!
いきなり共感やアドバイスから入るのではなく、”問いかけ”から始まっているんです。
楽曲・歌詞からの一方通行でなく双方向に通じているような感覚もあり、曲への没入感を強めています。
➁問いかけの次は、”共感”です。心理学的なテクニックで構成された完璧な歌詞!(笑)
リスナーと楽曲の距離を一気に近づけてくれていますよね。
③「いい日」だと思う基準って人それぞれですよね。
あえて「何か」と漠然なままにしておくことで、リスナーひとりひとりが自己投影できる仕組みになっています。
- 2番<Aメロ~Bメロ~サビ>
間違いだって いつか君となり 大きな力へ
だけどそうやって 眉間のシワあっちゃ 楽しくない!
そりゃ誰だって そう僕だって いろんな不安を抱えて生きて
マイナスをプラスに変えて いけたらいいな
口笛吹いて ほら顔上げて 明日は明日の風が吹くさ
いつか素晴らしい 花を咲かそうよ 君ならきっとできるさ
出典: 口笛/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
- 「間違いだって君のためになる」という容認
- 「こうしていけたらいいな」というさりげないアドバイス
- 「明日は明日の風が吹く」というおおらかさ
➀間違いや失敗は、してしまった本人はどうしたってへこんでしまうもの。
それに対して「君のためになる」という言葉で容認してくれています。ここで漠然とした励ましでなく、明確な言葉での容認というのがポイントです。
➁「こうしよう」「こうすべきだ」という強い言葉でなく、「できたらいいよね」というさりげなさ。
プレッシャーを与えずにアドバイスをしてくれるのがGReeeeNの優しさだと思います。
③この慣用句は魔法の言葉だと思います。悩んでいたり切羽詰まっているときにこそ、こういう”心のゆとり”が必要なのだと思います。
- Cメロ
小さな感動 幸せと呼ぼう そういうとこから始めよう
少しでもいいから一歩一歩
my way 前へ myself 抱いて 大変だって 進め 明日へ
笑顔で 描いて 目指して 行こうぜ!!!
出典: 口笛/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
- 「小さいものから始めよう」という達成しやすい目標設定
- 韻を踏んで畳みかける&上昇していく音階とリズム
➀”小さな感動を幸せと呼んでみる”という、いつでもすぐに始められるほんのささいなことがスタートラインになっているのがポイントですね。
気楽に「やってみよう」と思わせることで、新しいことに目を向けさせる効果もあります。
➁ここは”百見は一聞に如かず”ということで曲を聴いて頂くのがイチバン★
上昇する音階とリズムがサビに向けてテンションをあげてくれます。
- サビ~アウトロ
口笛吹いて 楽しく笑って 今出来る事をやればいいさ
いつかはきっと 君ならきっと大丈夫 なんとかなるさ!
口笛吹いて ほら胸張って 今は今でしかないんだから
いつかこの日が 笑えるように やれるだけやって進もう
想い通りに生きれたらいいのに
出典: 口笛/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
- 「君ならきっとできる」⇒「君ならきっと大丈夫」という絶対的な肯定
- 「やれるだけやって進もう」という無理強いをしない優しさ
- 「こうできたらいいのに」というリスナーに寄り添ってくれるフレーズ
➀1番・2番では「君ならできる」、そしてラストのサビでは「君なら大丈夫」という、絶対的な肯定はリスナーにとって何より心強い言葉ですよね。
GReeeeNの有無を言わせない「大丈夫」という言葉には、本当にそうかも!と思える不思議なパワーがありますよね。
➁他の楽曲でも歌っているフレーズ「やれるだけやる」。
そこには、自分自身のペースで良いんだよというささやかな肯定が隠れていると思います。
③最後の最後で呟きのように歌われるこのフレーズ。
「なんだかんだ言って、俺らも同じだよ」とリスナーと同じ気持ちであることを表しながら、寄り添ってくれています。
GReeeeNはアーティストであり、リスナーと同じ人間なんだなと思わせてくれます。
楽曲だけでなく、アーティストとの距離もぐっと縮まる気がしますよね。