疾走感あふれる軽快ソング
いつまでも聴いていたくなる心地よさ。
軽快なリズムとセカオワ独特のファンタジックな世界観。
涙の出る感動的なメロディー。
その全てを満たしてくれるのがSEKAI NO OWARIの「yume」です。
ステージの上で気持ちよくこの曲を歌うセカオワは本当にかっこいいです。
「夢」というワードが数多く出てくる歌詞も意味深で、気になるところです。
今回はSEKAI NO OWARIの「yume」にスポットを当てて紹介していきたいと思います。
収録アルバムは?
「yume」はシングル曲ではないので、あまり知られていないかもしれません。
どうしてこんなにいい曲がシングルとして発売されないのか不思議ですが、SEKAI NO OWARIの2ndシングル「スターライトパレード」のカップリング曲としてリリースされています。
知らずに「スターライトパレード」のシングルを購入した人は、良い曲を発掘した気分になるのでラッキーだと思います!
その他ファーストメジャーアルバム「ENTERTAINMENT」にも収録されています。
聴いていてテンションの上がる素晴らしい曲なので強くおすすめしたい曲です。

歌詞の意味を紹介
さっそく、気になる歌詞の意味を紐解いてみましょう。作詞したボーカル深瀬慧(ふかせさとし)の考える夢とは何なのかに注目しながら見ていきましょう。
夢の世界の始まり
僕は夢を叶えることがあまりにも大事すぎて
叶えられないことが怖くて何も出来なかった
夢は「ユメ」の中で見てれば壊れることもないから
ゆめのような生涯を「ユメ」で見ていたんだ
出典: yume/作詞:深瀬慧 作曲:藤崎彩織
いきなり「ゆめ」という言葉のオンパレード♪
「夢」「ユメ」「ゆめ」と3種類の表現が登場します。
中でも「夢」と「ユメ」ははっきりと対比されて書かれているようです。
「夢を叶える」ということは非常に漠然としたものです。
ここで言う「ユメ」とは本当に漠然とした頭の中の想像だけのもの。「ユメ」=妄想とも言えるでしょう。
一方「夢」とはもう少し現実的なものという意味なのではないでしょうか。
「ユメ」は夜見る夢のように現実とはかけ離れたものなのでしょう。特にその「ユメ」に対して何もする必要はありません。
「ユメを叶える」ということも、実際に体を動かしてそれに近づくことはなく頭の中だけで終わってしまう遠い夢のようなものなのでしょう。
例えば、「世界平和を実現したい」というような漠然としたものだと考えられます。
真実の夢を問う
夢は「ユメ」の中で見るんじゃなくて
「夢」の中で見るんだ
出典: yume/作詞:深瀬慧 作曲:藤崎彩織
そして本当の夢とは「夢」であり、「ユメ」ではないと強調します。
夢が僕たちにしてくれたことを歌う
そうさいつも僕ら一緒に泣いたり笑ったりしたんだ
夢があるから巡る季節が輝くんだ
そして桜の花びらが地球に舞っていくように
巡る季節を夢と見ていきたいんだ
出典: yume/作詞:深瀬慧 作曲:藤崎彩織
夢とは実際に体を動かして、その夢に向かって進んでゆくもの。決してただ想像の世界だけで夢見るものではないのです。
夢と共に生きる姿はとても生き生きとしているものです。
夢があるからこそ、人は輝くんだという夢への感謝の気持ちが伝わってくるようです。
この歌詞をメロディーに乗せて聴いていると、体でぶつかりながら夢に向かって進んでゆくキラキラと輝いた姿がイメージでき、感激に変わります。
本物の夢とは何なのか、SEKAI NO OWARIが身をもって教えてくれているようです。