ダークな世界と真っ向勝負するかのごとく、力強いTAKUYA∞のボーカルが重なります。

人差し指を上にかざし、クルー(crew/UVERworldのファン)を煽るTAKUYA∞。ライブ映像です。

はさみこまれる映画のシーンは歌詞とも一体化していて、見事なコラボっぷりに圧倒されます。

主役のトム・ハーディがヴェノムに変身?

UVERworld【GOOD and EVIL】MV解説!映画ヴェノムとのコラボ映像が最高すぎる!!の画像

トム・ハーディ登場

捨てな潔く希望
Bom! 怒り勃発 From now
生き残るためだけの War
寧ろ整う情勢
一体いつまで俺達はもう
何と戦わされてるの?
過激派もKnowledge is power
戦術はEvolution

出典: GOOD and EVIL/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

映画「ヴェノム」の主人公は記者のエディ・ブロック。演じているのはトム・ハーディです。

2015年公開「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で主役マックスを務めたイギリスの俳優。

「GOOD and EVIL」のMVにも登場します。夜の街をさまよう姿はどこか暗い表情です。

世界には70億もの人間がいるのに、まるでたったひとりみたいな孤独。

もしそんな状況なら、希望を捨てて生き残るためだけに戦わなければいけないかもしれません。

TAKUYA∞のラップを含めたライブ映像も目まぐるしく、まるで激しく戦っているかのようです。

ヴェノム見参!

振り向かずGoodbye
僕を 一人にした世界を
追い掛けることは無い
善悪よりもずっと
その命 何に使うか明確に
出来た者が残る

出典: GOOD and EVIL/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

怒涛のラップとは対照的に、クリーンボイスが美しく響くサビ。このギャップがたまりませんね。

クルーと一体化したライブ映像も感動的に盛り上がっています。

そこへ飛び込んでくるのが、映画「ヴェノム」のシーン。

バイクで疾走するエディ(トム・ハーディ)は、勢いあまって宙に投げ飛ばされてしまいます。

そのあとは完全にSFの世界。グロテスクに歯をむき出しにしたヴェノムのお目見えです。

人間を襲うヴェノムは何と戦っている?

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打ち上がる花火とヴェノム

Ever
You know
It's on fleek
getting

出典: GOOD and EVIL/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

ライブ映像の照明は青・赤・黄と派手に切り替わり、特殊効果の花火も打ち上げられます

UVERworldのド迫力の演奏とうねるように盛り上がるクルーたち。

ちょくちょくグロテスクなヴェノムの姿がはさみ込まれますが、なぜか違和感はありません。

戦わされる悲哀

It's gonna be ok 何言ったって
It's gonna be ok 何やったって
It's gonna be ok 何愛したって
本当は良い 覚悟だけだって
一体いつまで俺達はもう
何と戦わされてるの?
過激派もKnowledge is power
戦術はEvolution

出典: GOOD and EVIL/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

やたらとトガッた大きな白い歯と長い舌が特徴的なヴェノム。

顔が裏返るくらいまで口を開けていましたが、何をしようとしていたのかがわかってきます。

何と人間を食べようとしていたのですね。「進撃の巨人か!」とツッコミを入れるところです。

しかし大きく違うのはヴェノムが主人公だということでしょう。

トム・ハーディ演じる記者エディが、地球外生命体「シンビオート」に寄生され一体化した姿。

それがヴェノムなんです。

悪役が主人公のダークヒーローものなので、ストーリーも勧善懲悪ではありません。

好きで人間を襲っているわけじゃなく、戦わされている……という悲哀歌詞から読み取れます。

ヴェノムがTAKUYA∞に乗り移った?

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揺れる感情