テンポが良い中毒性のある楽曲
最初は初音ミクの楽曲として動画サイトに投稿されたゆるふわ樹海ガール。
アップテンポでノリの良い曲調がウケて大人気楽曲になりました。
そして現在では石風呂率いるバンド、ネクライトーキーにカバーされた楽曲の1つです。
カバーされた「ゆるふわ樹海ガール」も愛されており、ネクライトーキーの十八番曲にもなっています。
明るい曲調とは裏腹に少し暗い歌詞
「ゆるふわ樹海ガール」は曲調やリズムだけだとノリが良くテンションが上がりそうな楽曲です。
しかし歌詞にも意識を向けてみると、なんだか「殺す」や「死ぬ」などの物騒な単語が…。
歌詞解釈
退屈な日々の繰り返し
散々夢は見た アラーム止めて起き上がるんだ
ちょっとだけ得意げな 猫の表情、横目にさ
定期の更新周期、給料日前に襲い来んだ
気付けば毎日が つまらなかったなぁ
出典: ゆるふわ樹海ガール/作詞:石風呂 作曲:石風呂
毎日どこかへ旅行に行ったり、遊びに行ったりする人なんてほとんどいないでしょう。
大体がベッドから起き、朝食を食べ自分達が所属している場所へ向かいます。
所属している場所…どこかの学校へ向かう人もいればオフィス街へ向かう人もいるでしょう。
ほとんどの時間は日々の繰り返しです。
そして主人公はそんな繰り返しの毎日に少しだけ嫌気が差しているようです。
良く言えば平和、悪く言えば退屈。
何かちょっとした変化を求めているようです。
過激な言葉が出るほど平和
ゆるふわ樹海ガールは 今日も笑って元気 ^∀^*)/
中学生のタバコを 涙で濡らしていく
出典: ゆるふわ樹海ガール/作詞:石風呂 作曲:石風呂
主人公が退屈だ暇だと思っている繰り返しの日常。
そんな時間の中でも平和に過ごせていない人もいます。
人間関係で苦しい人や、今日提出の課題ができてなくて焦っている人。
中には自殺を考えるほど追い詰められている人も同じ時間を過ごしています。
そして、そんな困っている人の中にはモヤモヤとした気分を晴らす為に非行に走る人もいるでしょう。
しかし、そんな人達も関わりがなければ知る由もありません。
平和で退屈な日々にちょっと嫌気が差しているけれど、笑顔で日々を過ごしています。
引用の1~2行ではこのような同じ時間を過ごす人達との対比を表現しているとも考えられます。
物騒な言葉が出るほど平和
気付けば毎日が 人を殺すような夏でした
今日も新宿前では 女子高生が2、3人死んでいる
出典: ゆるふわ樹海ガール/作詞:石風呂 作曲:石風呂
サビ最後の歌詞は物騒な単語がちらほらとある様子。
また最後の行を見るに物騒な出来事は定期的か毎日見る光景のようです。
人が死ぬ光景は平和な毎日を送っている時にそうそう見ることはありません。
しかし、実際に私達の生活の中でも「死ぬ」や「殺す」などの単語を見ることが多い場面があります。
スマホ、パソコン、SNSや掲示板、はたまた会話の中での例え。
本当に死ぬわけではないけれど、例えとして会話や文章で使うことはたまにあります。
歌詞でも同じように例えとして使われているように解釈できます。
自分だけ嫌な気分
ずっと嫌いだった 中学時代の級友と
すれ違いそうだ ふと視線を下げてしまった
出典: ゆるふわ樹海ガール/作詞:石風呂 作曲:石風呂