こちらの動画は、日本語・英語・中国語・韓国語・台湾語・スペイン語の意訳歌詞付きのミュージックビデオです。
「想いを発信したい」という「Green boys project」の活動理念が込められていますよね。
当時、被災地へ向けて世界中のたくさんの人から数え切れないほどのメッセージや写真が届きました。
顔も名前も知らない人々から送られるメッセージ、応援の声、支援。
それらは、どんな形であれ、被災地と日本の力になっていたと思います。
立ち上がる勇気をくれる歌詞
どうして?何で? 僕だけだって思える日を抜けたい
出典: Green boys/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
理不尽な出来事を目の前にして、「どうして自分が?」「何で自分が?」と思ってしまうのは当然のことだと思います。
行き場のない苛立ちや怒り、虚しさ、悔しさ。
そんな抱えきれない感情に溢れ、どうしていいかわからなくなってしまう。そんなとき、つい「自分だけが」と思ってしまいがちです。
でも、そんなときだからこそ周りに目を向けてみてほしい。「自分だけじゃない」。周りには、手を差し伸べてくれる人がいる。
それに気付けるだけで、きっと心にほんの少しのゆとりができるはずです。
僕ら何度でも何度でも 立ち上がるから
超えていくんだろ? いつも信じてるから
僕ら何度でも何度でも 立ち上がれるさ
諦めないのが 僕らの道標
出典: Green boys/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
”諦めないのが僕らの道標”。
心が折れそうになったとき、きっと支えになってくれる言葉だと思います。
日本は地震の多い国です。これまでにも何度も大きな地震があり、その度に甚大な被害を受けてきました。
そして、おそらくまた立ち向かわなければいけない局面でもあると思います。
何年後かはわからない、でもいつかまた、きっと大きな地震は来る。日本はそういう国。
これまでも、大きな地震があるたび日本は何度でも立ち上がってきました。
まさにこの歌詞の通りですよね。諦めなかったからこそ、今日の日本があるんです。
不安はいつも 僕の勇気を留まらそうとするけど
雨の日だって 風の日だって 進むから近づく
痛み失望 涙も全て 受け入れていければ
明日は笑える そんな気がする 未完成な僕ら
出典: Green boys/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
痛みや失望を受け入れるというのは、言葉以上に難しく過酷なことだと思います。
被害を目の前にして、それが自分の身に降りかかった事実であると受け入れるのは、容易なことではありません。
しかし、復興というのは”受け入れる”ということから始まるのかもしれないな、とこの歌詞を見て思いました。
人は誰だって未熟で、未完成です。完璧な人間なんていません。
誰もが弱い部分があって、持っていないものがあって、何かが不足しているもの。
それを認めて受け入れ、そして他人と補う。それは、”絆”や”縁”、”友情”、”愛情”とさまざまな形に変わっていきます。
それらは、自分の痛みや失望を受け入れたから得られたものではないでしょうか。
震災という目を背けたくなる事実を受け入れ、未完成な者同士、手を取り合う。
それが、復興の第一歩なのかもしれません。
逃げたりしないだろ?
FOREVER GREEN BOY だね
出典: Green boys/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
”FOREVER GREEN BOY”。
この言葉は、この曲の中で最も力強いメッセージだと筆者は感じています。
”いつだって、あなたは一人じゃないよ。”
GReeeeNの強い想いが、ここに込められています。
さいごに。
いかがでしたでしょうか。
今回は、東日本大震災の復興へ向けて作られた楽曲「Green boys」をご紹介しました。
困難に立ち向かう勇気、そして挫折しても再び立ち上がる勇気を与えてくれる一曲でしたね。
震災の傷跡は、3.11から7年経った今日でも未だ残っています。
どれだけ時間が経っても、心の傷は深く、簡単に癒えるものではありません。
この曲が、一人でも多くの方に届き、一瞬でも安らぎを感じられる存在であって欲しいと願っています。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
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