相反する感情の同居
迷いなく巣に帰ってゆく鳥
見上げる自分は何処に帰るんでしょう
今日も別に悪い日なんかじゃない
わりと笑顔見せられたと思う
幸せだったらしっかり噛みしめなくちゃいけない
本当はあなたを思い切り
抱きしめたいのかも
もう考えなくていいんだと
思わせて欲しいのかもね
出典: 核心/作詞:KOSHI INABA 作曲:TAK MATSUMOTO
自分のことなのに、どこか客観視している自分自身。
「雲の階段」の主人公が『僕には自分がない』と言い放つ姿をくっきりとした断面で描いています。
葛藤というテーマになると悶々と暗くなりがちですが、この曲では大きく振り切り、それが行ったり来たりしています。
本当はあなたを諦めて
捨ててしまいたいのかも
遠い国のどっかで倒れるまで
歩いてみたいのかもね
剥き出しの心が
薄闇に浮かぶ
本当はあなたに思い切り
抱きしめられたいのかも
本当はあなたを全身で
信じてしまいたいのかも
命のありかを知りたいと
無邪気な想いだけが燃える
出典: 核心/作詞:KOSHI INABA 作曲:TAK MATSUMOTO
「あなた」を諦めてこの気持ちから解放されたい、という思いと、心の奥底で本当に望んでいることの狭間で揺れ動く心情。
そのあまりに大きなギャップはまるで別人の考えのように、溶け込み融合することがありません。
その相反する心情が同時に自分に存在していることを受け入れているようにすら感じさせる内容です。
実際にドラマの中で主人公は二人の女性を同時に好きになってしまいます。
どちらにも惹かれる思いを認めながらも、どちらにも帰れない、居場所のない自分を感じているのです。
タイトルの「核心」の意味。
本当はどちらか一方を選ぶべきだとわかってはいるのです。
しかし、実際はどちらも選びたいけどどちらも選ばないという、周囲には理解されにくい本当の心情=核心ということではないでしょうか。
PV
おわりに
イントロがかっこよすぎると話題の「核心」、いかがでしたでしょうか。
リアルタイムではB’zを知らなかったという方も多いかもしれません。
この機会にぜひ普段聴いているアーティストを離れて、新しいアーティストの音楽に触れてみるのはいかがでしょうか。
皆さんの新しい「大好き」が見つかるかもしれません。
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