ー先に買うのはヘッドホン?スピーカー?

ニコニコ動画等の動画投稿サイトでよく見かける

歌ってみた ・弾いてみた ボカロpによるオリジナル曲投稿等

これらを制作をするために、ヘッドホンの存在も欠かせませんね。

DTMerの間でよく話題になる論争のひとつにこんなものがあります。

ヘッドホンとスピーカーどっちを先に買えばいいの?

確かにどちらも音を聴くものであることは同じですね。 まあ人によりけり、、といってしまえば終わりなのですが、筆者は、ヘッドホンを先に導入する方がよいと思っています。

ヘッドホンなら昼夜気にせず音を鳴らすことができますし、細かい音を確認するときはやはりスピーカーが便利です。

さて今回は、そんな"ヘッドホン"を買う時に失敗しないおすすめの選び方をメインに、最後にちらっとおすすめの製品を紹介しようと思います!

DTM初心者必見!宅録・作曲に必要なモニターヘッドホンの選び方の画像

ーこれだけ気をつけろ!ヘッドホンの選び方 ズバリ4箇条!

ヘッドホンは、~2.5万ほどあれば満足できる良い性能のものが買えると思います。(ピンキリではありますが)
でも、2万円ほど出してせっかく買ったのに、うん、イマイチというのはかなりもったいないですね。


筆者はヘッドホンは結構DTMをするうえで大事な要素だと思っています。インターフェースが違うのとヘッドホンが違うのであれば、ヘッドホンが違うときの方が楽曲の完成度に与える影響ははるかに大きいです。


そういった意味でヘッドホン選びは慎重にならざるを得ません。


ヘッドホン選びの際、注意すべきことを以下の4箇条にまとめました。

・『モニター用ヘッドホン』を購入せよ!
・店頭に出向き、実際に出音を確認してから購入せよ!
・高音の鳴りを重点的に聴いて判断せよ!
・お気に入りのヘッドホンと出会い、浮気せず愛し続けろ!

それでは、ひとつひとつ見ていきましょう。

『モニター用ヘッドホン』を購入せよ!

ヘッドホン」と一言でいっても、いくつか種類があるのをご存知でしたか??? え?知らなかった?それはあぶないあぶない。 ・リスニング用ヘッドホン ・DJ向けヘッドホン ・モニタリング用ヘッドホン 等 皆さんが買うべきは、ずばり『モニター用ヘッドホン』です。 電機屋に行って、 ・ウォークマンとかIPodの近くにおいてあるヘッドホンは、リスニング用ヘッドホン。 ・DJの機械の近くにおいてあるヘッドホンは、DJ向けヘッドホン。 ・ヘッドホンコーナーにずらーーーっと陳列されているのが、モニター用ヘッドホンです。 違いは、というと 『出音がデフォルメされているか、されていないか』です。 リスニング用ヘッドホンは、リスナーが聴いて「心地よい」と感じる音になるよう、調節されています。 つまり、元の音がリスニング用ヘッドホンに入った瞬間に、多少変化して我々の耳に伝わります。 音を心地よく聴きたいと思ったときに非常に便利ではありますが、作曲をしているときやMIXをしているときにデフォルメがかかっていたら、本当の音がわからなくなりますね。 DTMの用途としてリスニング用ヘッドホンを選ぶことは、絶対にやめましょう。 DJ用ヘッドホンも、結局はリスニング用ヘッドホンの一種と考えていただいて良いです。 クラブでDJが心地よく楽曲のつなぎをしたりできるように、低音や高音が極端に持ち上げられていたりします。 同様の理由で、選ぶのはやめましょう。 モニター用ヘッドホンとは、そうではなくデフォルメ一切なし、素の音をどれだけ再現できるか、を目的に製造されています。 そのため良く言えば「素直な音」、悪く言えば「味気ない音」がするのが特徴ですね。 特にリスニング用スピーカーとモニター用スピーカーはぱっと聴き違いを感じにくいですので、製品の説明書をみてしっかり「モニター用ヘッドホン」と書いてあるかを確認しましょうね。(店員さんに確認するのがいちばんよいです) ちなみに、楽器屋においてあるヘッドホンは、ほとんどDJ用かモニター用ヘッドホンなので安心して買えると思います。

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店頭に出向き、実際に出音を確認してから購入せよ!

最近は、amazonや楽器屋のオンラインショッピングなどで、機材をネットで購入することが多くなりましたよね。

だから、特価でヘッドホンが安くなっていて、レビューをみたら☆4.5だからいっか買っちゃおうか。みたいなこと出来ますが、それは全然オススメできません。というか危険すぎます。

まず、
・レビューは全然あてにならない
ということは、強く皆さんに主張したい。筆者はこんな経験がありました(しばしお付き合いください)

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(以下回想)

筆者が初めてヘッドホンを買おうとした際に、お世話になっているレコーディングエンジニアの師匠におすすめのヘッドホンを尋ねました。
すると師匠は、「これが良いよ~」と教えてくれたんですね。(後程ご紹介します)
その製品のレビューは☆3.4、決して良いものではないのですが、レビューをみた師匠はこう言いました。
「レビューって結構適当だからね、よくわかってない人が勝手につけてるから気にしなくていいよ」
実際購入した直後はなんとも味気ない音がしてぴんときませんでしたが、今は筆者の愛用のヘッドホンです。

(回想終わり)
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ということで、つまりレビューはプロの格付けではないのです。自分の耳で聴いて本当に良いものを買うべきです。
是非ネットで安易にヘッドホンを聴かず、店頭でお好みのサウンドを視聴して購入してくださいね!

高音の鳴りを重点的に聴いて判断せよ!

んじゃあ、いいヘッドホンを買うためにはどういうところに注意するべきなの? ということになってくるのですが。 筆者の意見としては、 「高音の鳴り」が重要だと思っています。 すごく感覚的な説明になって申し訳ないのですが、「高音の鳴り」とは、特に、 ・シンバルのシャーンという音が上から包み込んで振ってくるように聴こえる。 ・アコギの弦の打音が輪郭として聴こえる。 ・ボーカルの歯擦音が良く聴こえる。 等 ただ、 ☆しっかりとなりすぎて逆に「ケバく」聴こえていないか ということも重要な判断基準になります。 高音を聴いたのち低音や中音も「しっかりなっていて、ケバくないか」サウンド全体を聴いてトータルバラン スで詰めていってみてください。 ちなみにヘッドホンは価格帯によっても補完する周波数域が違ったりといろいろあるわけですが、あまり数値はあてになりません。 聴感的によく鳴るか、鳴っていないかを第一に考えていって正解です。

お気に入りのヘッドホンと出会い、浮気せず愛し続けろ!

ヘッドホンを購入したのに、家に帰って聴いてみたらなんかお店で聴いたときの音と違う、なんてことがあります。


購入した直後は音の鳴りは悪いものです。


しっかり鳴らして、慣らして(ダジャレ?)ようやく一人前の素晴らしいスピーカーになります。
その間特に、「鳴りが悪いな」とほかのヘッドホンを買わず、ずっと愛し続けてあげてください。


一つのヘッドホンを決めて使い続けることは、自分の耳にとってとても良いことなんです。


固定のヘッドホンを決めてあげることで、他の楽曲を聴いたときに環境のブレを排除してサウンドの解析をすることができます。


音の良し悪しが、よりクリアに判断できるようになります。

おすすめヘッドホンってどれ?

はい、おまたせしました。

ここでは2つご紹介いたします。

MDR-CD900ST

どこのレコーディングスタジオにもある業界標準モニターヘッドフォンです。

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