STRIDER’S HIGHはアツく駆けるスポーツの世界観

【STRIDER’S HIGH/OxT】アツく駆ける歌詞の意味を解釈!PVもチェック!アニメOP♪の画像

今回の楽曲は、オープニングテーマとして起用されているアニメ「プリンス・オブ・ストライド」の世界観を表現した作品となっています。

アニメでは「ストライド」というスポーツを題材にしており、街を駆け抜けたり、障害物を飛び越えたり、そのタイムを競い合っています。

遊び心のある展開のヒット曲「Clattanoia」とは打って変わり、STRIDER’S HIGHはこの「ストライド」の世界観に沿った爽やかな表現が特徴。

爽快なスタートダッシュ、障害物を乗り越えるようなビートカット、駆け抜けるような盛り上がりがスポーツの世界観とマッチしています。

また、Voオーイシの高い歌唱力を存分に使い、歯切れのいいカッティング系のバンドサウンドにTomの得意とするエレクトロニクスが広がりを与えています。

Tom自身、アニメの原作を読んだイメージで作曲を手掛け、すぐに曲は完成したとのこと。

迷いのない真っすぐな曲調に現れています。

時折入るドラムのビートやピアノサウンドが、歌詞の世界感に相乗効果を生んでいます。

曲によって自在に変化する表現力は、彼らの魅力のひとつです。

スタートダッシュの疾走感を連想する曲の始まり方

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サビ始まりからスタート

走れ STRIDING, hurry あのGoalへ
Running highで トぶEmotion
風を 時間を超せよ 息の絶えるまで
Drive your STRIDE

出典: STRIDER'S HIGH/作詞:hotaru 作曲:Tom-H@ck

疾走感を重視した、サビから始まるSTRIDER’S HIGH。

ひとこと目の<走れSTRIDING harry あのgoalへ>は、ゴールを目指して駆け抜ける、競技中の心情をストレートに表現しています。

続く<Running highで トぶEmotion>では障害物を乗り越える動きを、<風を 時間を超せよ 息の絶えるまで>では風を切るスピードと、競技で競う「タイム」に全力で向き合う意思を表現。

サビでは<風を>や<駆け抜けろ>などの言葉の後にドラムの軽快なビートが入り込み、風になって駆け抜けるような足取りが想像できます。

繰り返すたびにサビが変化していく

入りのサビではシンプルなバンドサウンドでしたが、2回目のサビからはシンセサイザーやピアノのサウンドが追加され、より爽やかなサウンドに。

最後の大サビでは、Voオーイシのシャウト感のある声が激しくなっていき、ラストに向けてたたみかけます。まさに「ゴールする寸前」を描いたような表現力です。

このように、シンプルなメロディーのサビでも、アレンジを加えて繰り返すことで盛り上がりを増していくのが、この曲の聞きどころと言えます。

Aメロ、Bメロでは心の中の迷いと決断を表現

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1番のAメロ→Bメロの展開に注目

疾走感のあるサビとは対照的に、Aメロでは心の中の葛藤が描かれています。

Shut up! Loser 美談に酔えば You guys, zombies
STRIDE or die 覚悟決めな Be speedy, freaky

出典: STRIDER'S HIGH/作詞:hotaru 作曲:Tom-H@ck

1番のAメロでは、<Shut up! Loser>「=愚か者よ、口をつむげ!」<覚悟決めな>という歌詞が、心のざわめきを抑え、ギアチェンジを促すような表現です。

次のBメロでは迷いを完全に取り払い、競技の世界へ飛び込んでいく瞬間を感じさせます。

走り出した 真剣(マジ)な奴ら
甘い夢は 否(いな)、忘れた
但しそのHeart 今捉えた 風の叫びを

出典: STRIDER'S HIGH/作詞:hotaru 作曲:Tom-H@ck

 <今捉えた>という歌詞は、ゴールへと狙いを定め、サビの盛り上がりに入る覚悟を決めた合図ではないでしょうか。

2番のAメロ→Bメロはより深い集中力を表現

2番ではより集中力が増していく様子がうかがえます。