ギターの轟音が炸裂するサビ。

90年代を代表する曲、NIRVANAの「Smells Like Teen Spirit」やBlurの「Song 2」、Radioheadの「creep」のような炸裂するギターとともに、叫びが響きます。

"Can you feel?"

誰にも選ばれなかった者の苦しみが叫びとともに歌われています。

Can you feel?
Can you feel that hybrid rainbow?
きっとまだ
限界なんてこんなもんじゃない
こんなんじゃない

Can you feel?
Can you feel that hybrid rainbow?
ここは途中なんだって信じたい

出典: https://genius.com/The-pillows-hybrid-rainbow-lyrics

Radioheadは傑作アルバム「In Rainbows」で"虹"というメタファーを使用しましたが、その何年も前にthe pillowsはこの虹という言葉で現代を表現してみせました。

虹を追いかけて、夢を追いかけて、限界まで走り続けるということ。

まだ自分は途中なんだと思うこと。

まるで手に入らないものを掴もうといつまでも走り続けている自分たちのようです。

この歌の"感じられるか?"という部分で感じなければならないことは、虹のようにみえている世界がきっとあると信じることでしょうか?

失われた希望を追いかけ続けているような自分たちの悲しみは誰が受け止めてくれるのでしょう?

求めているものが虹のように輝いているだけ、悲しみも深くなってしまうのかもしれません。

I can feel
I can feel that hybrid rainbow
昨日まで選ばれなかった僕らでも
明日を持ってる

出典: https://genius.com/The-pillows-hybrid-rainbow-lyrics

最後に、ずっと君に向けて歌を歌っていたボーカルの山中は僕は感じることができると歌います。 そしてまだ来ない明日を待ち続けているのです。

【ハイブリッドレインボウ/the pillows】はBUMPもカバー!?気になる歌詞&コードあり♪の画像

BUMP OF CHIKENがカバーした「ハイブリッドレインボウ」

the pillowsは大きく売れたバンドではありません。

でも彼らの足跡はしっかりと音楽を演奏する後輩たちに受け継がれているのかもしれません。

BUMP OF CHIKENがthe pillowsのトリビュートアルバムで歌う「ハイブリッドレインボウ」も感涙ものです。

時代は大きく変わってしまったかもしれませんが、それでも目立たぬひとりひとりの足跡が未来を作り上げるのだと思います。

【ハイブリッドレインボウ/the pillows】はBUMPもカバー!?気になる歌詞&コードあり♪の画像

「ハイブリッドレインボウ」のコード譜

この曲を歌えたら格好良いですよね。

コード譜は下記のサイトなどで参照できます。

チェックしてみてください。

the Pillowsのそのほかの楽曲

「Funny Bunny」

「Ride on shooting star」

「Beautiful morning with you」

聴けば聴くほどグランジ/オルタナティヴを体現したthe pillowsの音楽は格好良く響きます。

どの曲が魂を揺さぶるか、聴いて確かめてくださいね。