四十物十四は二重人格の中に強い覚悟を秘めたバンドマン

ヒプマイ ナゴヤ・ディビジョン【Bad Ass Temple Funky Sounds】歌詞を解説!の画像

我14th Moon 取り付く島もないか 我こそがライバル ナゴヤをガイダンス
オワリなきBattleはBattleに非ず それで満足じゃ 井の中の蛙(フン)
何が え? 何が あ? 何が えっ!? 何があってもあっても屈しない (ハハ)
打たれ弱いが心は折れん 我の言葉に酔いしれ乗れ!

出典: Bad Ass Temple Funky Sounds/作詞:Crystal Boy,ヤス一番?,ホクロマン半ライス!!!,ノリダファンキーシビレサス 作曲:DJ MITSU

3番目のパートを担当するのは最後のメンバー四十物十四(あいものじゅうし)

MCネームの14th Moonの由来は彼の名前から。

また彼のもう1つの顔である、ビジュアル系バンドのイメージからも来ているのかもしれません。

先述の通りビジュアル系バンドのボーカルでありながら、なんと彼は二重人格者

初対面の人と話したり、バンドマンモードの時はまるで中二病のような言葉遣いと振る舞いになるのです。

しかしそれが所以で、過去に壮絶ないじめを受けていたこともある彼。

仲の良い相手には年齢の割に幼く頼りない挙動を見せるのも、そんな過去が影響しているのでしょう。

ですが彼の大きな魅力は、そんな弱い自分を克服したい、という思いが人一倍強い点。

それをいじめから救ってくれた天国獄に表明したのが、ナゴヤディビジョンの結成の始まりでした。

誰かに助けられてばかりじゃない。自分自身の力で、自分の前に立ちはだかる壁をなぎ倒す

一度辛い経験をした人間がその覚悟を持つことは、並大抵の胆力では叶わないことです。

それでもその強い意志と決意を持つ彼の気概も、間違いなくナゴヤディビジョンの強みの1つでしょう。

他のチームにはないナゴヤディビジョンの魅力と強み

彼らがテッペンを目指す理由とは?

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ナゴヤ・ディビジョン 全国に擦り込む あいつもあいつもあいつも尻込む
Let's Get it On さっとすぐ連想 ままごとなら帰ってクソして寝ろ!
Hey! Don't You Want Me? 片っ端からの目論見
先物買いは 拙僧に決まり 後から言うな 遅ぇよ! お分かり?

出典: Bad Ass Temple Funky Sounds/作詞:Crystal Boy,ヤス一番?,ホクロマン半ライス!!!,ノリダファンキーシビレサス 作曲:DJ MITSU

今回始動したナゴヤディビジョンは、実は当初からの4ディビジョンとは全くの他人ではありません。

リーダーの波羅夷空却は以前イケブクロディビジョンのリーダー、山田一郎のチームメイトでした。

そして天国獄も、シンジュクディビジョンリーダーの神宮寺寂雷は学生時代の友人です。

しかし2人とも様々な事情から、それぞれの仲間と袂を分かち合った過去があります。

だからこそ彼らはナゴヤディビジョンとして、ライバルに負けられません。

むしろライバルであるからこそ、彼らは相手を全力で叩き潰したいのです。

しかしそれは、直接の縁がないシブヤ、ヨコハマ、オオサカディビジョンに対しても同じ事。

天下を狙う「Bad Ass Temple」の前に立ちふさがるのであれば、もれなく全員叩き潰すのみです。

関東勢にはない「方言」すらも強力な武器!

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手垢まみれ定番ストーリー どうりで冴えん こっちさ Show Me
Onlyナゴヤ 気の知れた Fellows 毎日のように重ねるSession
使い古したワードの羅列 全く響かん疑うセンス
ヤル気ねぇの? 視界からFade Out シレッとてっぺん駆け上がる Get Up

出典: Bad Ass Temple Funky Sounds/作詞:Crystal Boy,ヤス一番?,ホクロマン半ライス!!!,ノリダファンキーシビレサス 作曲:DJ MITSU

しかしチームが発足したのは、もちろんのことながら先行の4ディビジョンより後

さらにリーダーの波羅夷空却以外の2人は、ラップバトルの実戦もほぼない状態でした。

けれど、先行する4ディビジョンに後れを取るわけにはいきません。

むしろ彼らの先を行かなければ、このラップバトルで天下を獲ることなど到底不可能なのです。

だからこそ彼らは日々血の滲む努力をしながら、チームの3人で研鑽を積んでいる。

その様子がありありと浮かんでくるような、そんなリリックとなっていますね。

また、関東の4ディビジョンとは少し違う言葉である名古屋弁

ラップで雌雄を決するこのヒプノシスマイクでは、それすらも彼らの強みであり武器となります。

特徴的な名古屋弁による、トリッキーで変化球なナゴヤにしか繰り出せないリリック。

そのイレギュラーな武器は、きっとこのバトルに大きな一石を投じることになるのでしょう。

メンバーを繋ぐ絆も他のディビジョンに負けず劣らず!

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速攻Rock On (崩せぇ) コソコソ (うるせえ) Hold On Hold On 心と心で (紡げる)
勝手にあんたらで盛り上がってる 日本の真ん中で コチラ待ってる
かしこまんのか馬鹿になるか ちんちこちんに沸かしたるがん
ナゴヤ・ディビジョン Bad Ass Temple 日本中巻き起こす大旋風

出典: Bad Ass Temple Funky Sounds/作詞:Crystal Boy,ヤス一番?,ホクロマン半ライス!!!,ノリダファンキーシビレサス 作曲:DJ MITSU

ナゴヤディビジョンの3人には、いじめという共通の暗い過去が影を落としています。

しかしまさしく三者三様に、その過去と対峙する強さと熱意を身に着けているのです。

だからこそ、それが彼ら3人の心と心を繋ぐ強い絆でもあるのではないでしょうか。

それぞれのやり方ではあるけれど、全員が同じ方向を向いている、という事実。

これはとても強いチームの結束を象徴しているのではないでしょうか。

歌詞に登場する「ちんちこちん」とは、名古屋弁で物凄く熱いさまを表す言葉。

Bad Ass Templeは、先行の4ディビジョンにはスタートこそ遅れを取っています。

ですがそれで彼らをもし侮るようなことがあれば、きっとかなり痛い目をみるに違いありません。

むしろそんなハンデこそ、ナゴヤディビジョンが最も熱く燃える要素

4者の力が拮抗するラップバトルを、きっと彼らは大いに荒らしてくれるに違いありません。

天下を獲るのはBad Ass Templeだがや!

諸行無常、だからこそ俺たちは戦う

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