”私を許さないで 憎んでも覚えてて”という歌詞の力強さ
私を許さないで 憎んでも覚えてて
今では痛みだけが 真心のシルエット
出典: https://twitter.com/iris_A_star/status/921301155283582977
この歌のサビには、とてもインパクトのある言葉が綴られています。
”私を許さないで 憎んでも覚えてて”
だました私を憎んでもいい。
でも、あなたのことを精一杯愛した女がいたってこと、忘れないで、という感じでしょうか。
そして、心に残る痛みだけが、彼を真剣に愛した証である。
”真心のシルエット”とはそういう風に捉えることもできます。
ほんの三月(みつき)前は
指からめた交差点
今も横を歩く気がする
夏のバカンスを胸に秘め
普通に結婚してゆくの
私を許さないで 憎んでも覚えてて
今でもあなただけが 青春のリグレット
出典: https://twitter.com/tora_518/status/369858625793056768
3ヶ月前、指を絡めながら二人で歩いた交差点を歩く女性。
別れて時間が経った今でも、彼を近くに感じています。
彼との夏のバカンスを心に隠し、他の誰かと結婚していく女性。
逆を言えば、彼女は結婚が決まっていながら、結婚相手とは別の男性と夏のバカンスを過ごしてしまったことになります。
彼はその事実(彼女が別の男性と結婚すること)を、もしかしたら知っていた可能性も考えられます。
だから、冒頭の「笑って話せるね そのうちに」なのかもしれません。
そして”私を許さないで 憎んでも覚えてて”が繰り返されるのです。
愛しても結果的に裏切ることになった”あなた”への気持ち。
彼の真心を裏切ってしまったことが青春時代の唯一の後悔として、いつまでもシコリのように心に残るのです。
私を許さないで 憎んでも覚えてて
今では痛みだけが 真心のシルエット
笑って話せるの
それはなんて哀しい
だってせいいっぱい愛した あなたを愛した
出典: https://twitter.com/iris_A_star/status/925151518633762816
今、自分は彼との思い出を平然と笑って話せる。
笑って話せてしまうことが哀しい、と表現されています。
なぜならそれは、あんなにせいいっぱい彼を愛した気持ちが過去のものになってしまった事を表しているから。
まとめ
切ない歌詞を軽快なリズムで表現するのがユーミン流
ユーミンの「青春のリグレット」の歌詞を見てきましたが、いかがでしたか?
異を唱えたい解釈もあったかもしれませんが、お許しくださいませ。
麗美さんが歌う「青春のリグレット」に対して、ユーミンが歌う「青春のリグレット」は、テンポを上げて軽快なアレンジが施されています。
歌詞だけ見ると切なくなる曲も、ユーミンが歌えば明るく軽快なポップソングに聴こえてしまうのです。
例えば演歌だとしたら、とても強い女の情念のようなものを感じたかもしれません。
悲しい歌もサラリとポップに。
これがJ-POPの女王、ユーミンのなせる技なのかもしれませんね。
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