気合いを感じる楽曲「BORN TO BE IDOL」
「BORN TO BE IDOL/恋する完全犯罪」に収録
アイドルでありながら楽器の演奏もこなすバンドじゃないもん!。
今回は彼女たちがダブルA面ソングとしてリリースした「BORN TO BE IDOL」を紹介します。
ダブルA面シングルということからも分かる通り本作への気合いは充分です。
まず、作詞作曲を務めるのはGLAYのHISASHIさんであること。
さらに「BORN TO BE IDOL」が、グループの方向性を明示する内容になっていること。
以上の2点からもバンもん!の気合いを感じることができます。
一般的に語られるアイドル像とは一線を画すスタイルを貫くバンもん!。
そんな彼女たちの意思を汲み取った歌詞は、彼女たちだからこそ歌える内容になっています。
バンもん!の決意を感じる楽曲を解説
バンもん!の目指す方向性
本楽曲を解説していく上で、重要となる要素が大きく分けて2つあります。
まず初めにバンもん!が目指すグループの方向性。
バンもん!のキャッチフレーズは、「カサナルイズム!カナデルリズム!アイドル界のミクストメディア!」
ミクストメディアは聞き慣れない言葉ですが、複合的な要素によって作られるもののことです。
それだけバンもん!は様々な要素を詰め込んだアイドルということでしょう。
そして、楽曲タイトルです。
楽曲タイトルを訳すと「生まれながらにしてアイドル」という意味。
アイドルとしての誇りや活動を続けていく決意を感じることができます。
楽曲のメロディーに耳を傾けてみても王道アイドルソングといえる構造。
このことからもアイドルへの強いこだわりを感じることができます。
そんなバンもん!の力強い決意を感じる楽曲の歌詞を見ていきましょう。
バンもん!が描く夢を歌った歌詞
一番だけを目指す
夜空にキラリ星 磨けば光る原石のスター
星屑キレイでも 一等星を目指すの
出典: BORN TO BE IDOL/作詞:HISASHI 作曲:HISASHI
楽曲の始まりからバンもん!が目指す未来を提示していきます。
今はまだ大成していなくても、これから光輝いていくのはバンもん!自身のこと。
まだグループとしては一般に認知されている存在ではありません。
それでも1番を目指して活動している姿。
それはどんなに時間が掛かっても、実現したい夢に他なりません。
途方もないように思えてもグループのことを知ると、夢は実現できるのではないかと思えます。
彼女たちの野心的な一面を垣間見ることができる歌詞です。
ジャンルの垣根なんて気にしない
テクノ、メタル、パンク、ヒップホップ
黒幕フィクサーP登場
エモいトラック ヤバいリズム
21世紀からの刺客
bang monster from far east
でも僕らバンドでもアイドルでも
誰かのカテゴライズ息苦しいの
君の心動かす夢見ていたいの
hello hello hello to the world
出典: BORN TO BE IDOL/作詞:HISASHI 作曲:HISASHI
次に、音楽ジャンルを列挙し、枠組みに縛られることが窮屈だと歌っています。
自由なスタイルを貫く彼女たちにとってはカテゴライズも不要です。
これからもアイドルとしての形や既成概念に縛られない活動を続けていくに違いありません。
そしてアイドルとして一人一人の心を動かしていきたいという願望。
ファンの幸せを第一に考えるグループの優しさを窺い知ることができる内容です。
他に類例がない特別なグループであることと、最も大切なファンのこと。
1番の歌詞の内容でこれらを明確に示しています。