【好きな人】ってどんな曲?
マルチに活躍する女性シンガー
徳島出身のシンガー【上野優華】。
彼女は女優業から歌手業、声優業など多彩なジャンルで活躍している人気のアーティストです。
圧倒的な歌唱力と綺麗で透き通った歌声に魅了されるファンも多く注目を集めています。
そして今回紹介する曲は【好きな人】という楽曲。
この楽曲は12月24日のクリスマスイブの日にリリースされました。
作詞作曲は【ガーネット】など数多くの人気曲を生み出している【奥華子】。
そんな彼女が上野優華をイメージしながら作り上げたのがこの楽曲です。
奥華子が作り、上野優華が表現する切ない恋模様を描いた恋歌。
ここからは歌詞を見ながら、楽曲に込められた想いを読み解いていきたいと思います!
タイトルから伝わる真っ直ぐな想い
タイトルは【好きな人】。
上野さんの歌声のように綺麗で純粋な感情がタイトルからも伝わってきます。
そしてどこか上品でおしとやかなイメージを浮かばせます。
少し控えめだけれど気持ちは真っ直ぐに伝わってくるニュアンスの【好きな人】というタイトル。
まさに上野優華らしさ溢れるタイトルになっているのです。
ここからは歌詞の内容に迫っていきましょう!
歌い出しの歌詞
好きな人はあなただった 好きな人はあなただった
出典: 好きな人/作詞:奥華子 作曲:奥華子
始まりの歌詞です。
ここからは強い想いが伝わってきます。
同じ歌詞を繰り返すことで想いの強さが強調されているのです。
そして注目して欲しいのが歌詞の語尾。
過去形で綴られているのです。
好意を寄せていた。もう今では好きではないのでしょうか。
しかし繰り返すほどの気持ち。ここでは少し疑問が浮かびます。
いったい何故過去形なのか。歌詞の意味をさらに読み解いていきましょう!
彼と主人公の関係性
禁断の恋に落ちてしまった
もうこれ以上 優しくしないで あなたは友達の好きな人
応援すると決めたのに 苦しくなる気持ち隠せない
出典: 好きな人/作詞:奥華子 作曲:奥華子
ここではストーリーの軸となる内容がみえてきます。
どうやら主人公が好きになってしまったのは大事な友達が好意を寄せている人。
好きになってはいけない人なのです。
友達からは「私、彼のことが好きなの」と言われているのでしょう。
だからこそこれ以上は好きになってはいけない。
しかし彼は彼女たちの隠された想いを知るよしもありません。
彼は優しい人で主人公にも気づかいをみせているようです。
彼の嬉しいはずの気づかいが今はもう主人公の心を苦しめているだけ。
魅力を感じれば感じるほどどんどん好きになっていってしまう感情を抑えようと必死なのです。
共感できる苦しみ
友達が好意を寄せている人を好きになってしまう。
これには共感する人も多いのではないでしょうか。
そしてこの感情には経験した人にしか分からない独特の苦しみと背徳感があるのです。
友達に幸せになって欲しいという気持ちと彼が好きという気持ち。
この2つの気持ちに挟まれどちらの感情を優先すべきか見失ってしまうのです。
どちらも捨てたくない大切な感情。
友達にも申し訳ないし、友達関係が悪化してしまう可能性まであるのです。
自分では選択しきれずに苦しんでいる主人公の葛藤がここからは透けてみえるのではないでしょうか。