歌詞

「しとど晴天大迷惑」は米津玄師の人気曲!気になるMVは?歌詞の意味を徹底解釈!の画像

それでは、叩きつけるような早口のライムが光る歌詞を見ていきましょう。

おもちゃ箱のようなガチャガチャとした愉快なサウンドに、スピード感のあるテンポ。

思わず「おっ?」と耳を傾けてしまうようなナンバーの中で、彼はどのような歌詞を歌っているのでしょうか?

めちゃくちゃ米津玄師っぽい楽曲だなあ、と筆者が感じるのはこういうやつです。

こういう楽曲を聴きながら道を歩くとやたら早足になっちゃう。

延滞金

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超弩級 火を吐く猿 天からお目覚め大迷惑 街という街を潰し 誰彼々も大わらわ
そんな夢を見ては 下らぬ日々を暮らしている 今日も間違いなく 積み積み重なる延滞金

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l031236.html

「火を吐く猿」とは、キング・コングみたいなやつのことでしょうか?

とにかくそんなモンスターが突然町に現れて全部ぶっ壊してくれないかな、という夢を見たようです。

しかし、そんな夢から覚めて現実に起き上がってみれば、相も変わらずくだらない毎日が続いています。

ここで言う「延滞金」は文字通りの某レンタルストアの延滞料ではなく、惰眠をむさぼる毎日の“ツケ”のようなもののことでしょう。

後悔するのは、いつも文字通り後になってから。後悔とは延滞料のように、日々溜まっていくものなのかもしれません。

その歴史的な1日にも

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エンデバー飛び出す日に 煙草燻らし天使は歌う
雑居ビル廊下の隅で 小さく欠伸垂らしながら
目下 嫌みっぽい 小言の中で暮らしている
どんな顔すればいい とってつけ見よう見まねで笑う

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l031236.html

エンデバーとは、2011年までに実に25回もの飛行を行ったスペースシャトルのこと。

日本人宇宙飛行士の毛利さんや若田さんも搭乗した、スペースシャトルの代名詞のような機体です。

この楽曲の中に登場する「飛び出す日」は2011年の5月16日、彼の最終ミッションの打ち上げ日ではないでしょうか。

そんな歴史的な日にも、主人公は小言を言われながらもバイトでもしているのでしょう。

ニュースで報道されるような歴史的な1日も、自分にとってはなんでもないただの1日。

そんなどこか冷めたような目で大袈裟なニュースやテレビ番組を見てしまうこと、皆さんにもありませんか?

どこかの誰かにとってすごい日も、別に自分にとってはどうでもいい1日。

だからそんな大仰に話をされても困っちゃうよね。僕は関係ないし

どんな顔してその話を聴けばいいのか、なんて返事を返せばいいのかもわかんないや。

そんなぼやきのような独り言すら聞こえてくるような、そんな気がしてきませんか?

デビューまで、バイトをしながら音楽活動を続けていた米津玄師さん本人のことのように聞こえますね。

刺激的な日々を求めて生きろ!

隘路を抜けた先にあるのは?

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燦々照らす太陽背負って 今日もいい天気 遊びに行こうぜもっと間違い犯して
狭い隘路を通り過ぎ行けば 散々痛い目に目に遭った毎日を消して
もう二度としょうもない嘘なんてないように いらんもんから全部捨てていけ

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l031236.html

いつもと変わらない、退屈な何気ない1日。

けれどその1日を刺激的なものにするには、他でもない自分自身の意識改革が必要なのです。

自分の1日が退屈でつまらないものなのは、何よりあなた自身がつまらない人間だから

日々を退屈だと、つまらないと感じるなら、自分の手で自分の毎日を変えていけばいいだけのことなんですよ。

退屈な毎日を面白いものにしようと、たまには間違いを犯したっていいんです。

それで恥をかいたって、きっと3日後にはそんな感情も忘れ去っているんですから。

あるいは1年後には、その恥もきっと笑い話になっているはず。

そうやって間違いを繰り返して、恥をかきながらもいろんな面白いことに挑戦していけば。

自然と今の自分に必要なものが、分かるようになってくるはず。

退屈でつまらない毎日、全部全部どうだっていい。

そうやっていらないものを捨てるのは、一度手に入れてみてからでもいいのではないでしょうか。

隘路とは進みにくい狭い路地のこと。

辛く狭く進みにくい道を越えれば、それまでの苦労を洗うような日々が来る。

だからいらないものは捨てて進め。そう歌っているのでしょうか。

毎日楽しく生きてこうぜ!

大変身スーパースターそうハチャメチャやって逢瀬の隙間
超邁進サニートラックもうメチャクチャやって帰らないで
燦々照らす太陽背負って やっぱいい天気 声を出せぱっぱらぱ!

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l031236.html

超邁進している「サニートラック」とは日産の小型ボンネットトラックこと。現在も人気の高い車種です。

この意味で米津玄師さんが歌っているかは不明ですが、音から想像すると「陽気な音楽」という意味にも聞こえてきますね。

めちゃくちゃに、はちゃめちゃに、いろんなことに挑戦して。

成功して面白い出来事に巻き込まれる時もあれば、時々失敗して間違って滑って転んで。

そんなドタバタな毎日を想像すると、なんとなく愉快な気分にもなってきませんか?

せっかくならそうやってご機嫌に、愉快に日々を生きて行こうぜ!

そんなメッセージが、この曲を通して投げかけられているようにも感じます。

ぱっぱらぱ!は米津玄師の口癖でしょうか、ついつい「パンダヒーロー」を思い出しちゃうからかな。

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