QUADRANGLEが待望の新曲をリリース!

2010年に結成され、2016年に本格的に活動を再開したQUADRANGLE

猫田ヒデヲを中心とするQUADRANGLEですが、2018年に待望の新曲を発表しました!

タイトルは「PARADOX」です。

そして「PARADOX」は2018年10月スタートのアニメ「RErideD」のオープニングテーマ曲に選ばれました。

今回は、QUADRANGLEの「PARADOX」はどんな曲か、そして歌詞にはどんな意味があるのか解説します。

QUADRANGLE【PARADOX】「RErideD」OP曲の歌詞を解説!「君がまだよ」の意味は?の画像

2018年はQUADRANGLEが躍進した

先ほど「待望の新曲」と書きましたが、実はQUADRANGLEはここ数ヶ月、頻繁に楽曲を発表しています。

まずは3月のミニアルバム「It’s always the darkest before the down」です。

そして7月にはシングル「BLACK WAVE」をリリースしたので、「PARADOX」で3枚目なんですね。

一時期は活動が停滞していたQUADRANGLEですが、アニメ主題歌を手掛けるまでに復調しました。

2018年はQUADRANGLE躍進の年であると言うことができるでしょう。

QUADRANGLE【PARADOX】「RErideD」OP曲の歌詞を解説!「君がまだよ」の意味は?の画像

「PARADOX」ってどんな曲?

では、QUADRANGLEの「PARADOX」とはどのような曲なのでしょうか?

一言で表現すれば、ギターベースドラムスの技量が光る曲ですね。

曲を再生すると、イントロからそれぞれの楽器の音色が絶え間なく聴こえ続けてきます!

そしてその音は途切れることなく、ボーカル・猫田ヒデヲの歌がスタートするのです。

猫田ヒデヲの澄んだ声と楽器の音が、神秘的とも言える立体感を作り出しています。

そして、閉ざされた時空間から抜け出そうともがく誰かの姿が描かれていますよ。

現代的でありながら、今ではない、ここではない場所であるように感じられる……不思議な曲です。

QUADRANGLE【PARADOX】「RErideD」OP曲の歌詞を解説!「君がまだよ」の意味は?の画像

「PARADOX」の意味

曲のタイトルである「PARADOX」には、さまざまな意味があります。

数学・論理学の分野では、「一見すると正しい推論から導かれる、論理的矛盾」といった意味で使われますね。

よりわかりやすい「PARADOX」という言葉の使われ方としては、SFのタイムパラドックスがありますね。

SFにおける「PARADOX」

SFの分野で見られる「PARADOX」として挙げられるのは、「主人公が過去に戻ることで生じる矛盾」です。

たとえば、主人公は幼い頃に交通事故に遭って体が不自由になり、車椅子で生活しているとしましょう。

詳しい事情は省きますが、成長した主人公はタイムマシンで過去に戻ることができるようになりました。

そこで、幼い自分が事故に遭う直前に戻り、家族に「危ないから外に出るな」と告げて足止めします。

すると幼い主人公は、無事に事故を回避します。めでたしめでたし……とはなりません。

なぜなら、主人公は最初から事故に遭っていなかったことになり、過去に戻る動機もなくなるからです。

自分自身が、複雑な時間の中に閉じ込められてしまう……「PARADOX」という曲のテーマに近いものを感じます。

実際に、QUADRANGLEの楽曲である「PARADOX」としては、後者の意味に近いでしょう。

なぜなら、SFアニメ主題歌だからです。

QUADRANGLE【PARADOX】「RErideD」OP曲の歌詞を解説!「君がまだよ」の意味は?の画像

アニメ「RErideD-刻越えのデリダ-」とは

テレビアニメ「RErideD-刻越えのデリダ-」は、2018年10月からTOKYO MXやniconicoなどで放送・配信されています。

2050年の近未来・架空の国が舞台のSF作品ですが、ネット上では「第1話から超展開だった」と話題になっていますね!

以下、簡単にですが、第1話から第2話にかけてのあらすじをご紹介しましょう。

アニメ「RErideD」第1話あらすじ

2050年、主人公のデリダは、父が創設したロボットメーカー「リビルド社」で研究員を務めていました。

しかしある日、「自律機械DZ」と呼ばれるリビルド社のロボットに、致命的なバグが潜んでいることが判明します。

それは、何万台ものDZが一斉に外部からコントロール可能となり、戦争に利用されるおそれがあるというバグでした。

デリダは同僚のネイサンとともにバグの修正を上司に訴えますが、「些細なこと」と一蹴されてしまいます。

その日はネイサンの娘であるマージュの誕生日だったため、デリダはネイサンの家に向かいます。

デリダは「お父さんのタイムライドの研究を手伝って」とマージュに頼まれるもののうやむやな返事をします。

そのかわり、デリダはDZの制御キーを「お父さんに渡してくれ」と頼んでマージュに託しました。

そしてその晩、デリダとネイサンは、DZの軍事転用を狙っていた上司たちに襲撃されます。

二人は車で逃げる途中に事故を起こし、デリダは致命傷を負ったネイサンを置いて道路脇に逃げ込みます。

たまたまそこにあった装置に入ってしまったデリダは、閉じ込められてコールドスリープ状態となりました。

そしてデリダが目覚めた時……10年の時が経ち、2060年となっていたのです。

果たして、キーを持つマージュは無事なのか?……このような展開で「RErideD」第1話は終了します。

QUADRANGLE【PARADOX】「RErideD」OP曲の歌詞を解説!「君がまだよ」の意味は?の画像

タイムパラドックス物ではない?