個性派ジャニーズKis-My-Ft2
2005年7月26日に結成した、Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)。
この個性的なネーミングは、メンバーのイニシャルの頭文字を並べて生まれました。
北山のKI、千賀のS、宮田のM、横尾のY、藤ヶ谷のF、玉森のT、二階堂の2。
ジャニーズではよくあるネーミング手法ですが、実はストーリー性も含まれています。
タップダンサーであるグレゴリー・ハインズが、尊敬するサミー・デイビス・ジュニアの靴にキスをしたそう。
そんな素敵な逸話にも絡めて誕生したユニット名なようです。
結成から6年後の2011年8月10日。満を持して「Everybody Go」という曲でデビューを果たしました。
メンバー全員がローラースケートを得意としていますが、乗りこなすまではかなり練習を積んだそうです。
絶望からの起死回生劇を描いた「Edge of Days」
今回紹介する「Edge of Days」という曲は、Kis-My-Ft2の25枚目のシングルです。
北山宏光が主演をつとめたドラマ「ミリオン・ジョー」の主題歌として、確かな存在感を放ちました。
“希望” “光” “陰”をテーマに、嘘偽りを隠しながら生きるという緊迫した世界観を表現しています。
ミュージックビデオを見ても、Kis-My-Ft2の持つ“光” と“陰”の魅力がここぞとばかりに溢れています。
「Edge of Days」とは、いったいどのような歌詞なのでしょうか。
誰しも不安を抱いて生きています。
今を生きる望みが失せることも、あるかもしれません。
この楽曲には、堕落した状態から自分の道を切り開いて前進するという力強いメッセージ性が感じられます。
この曲が、いままで躊躇していた背中を押してくれるきっかけになるかもしれません。
方向転換
道
この道を行けば いつか何処かに辿り着くなんて
悠長な戯言(ざれごと)に踊る時間など今はない
あの日誓った 約束の丘まで走り抜けるだけ
出典: Edge of Days / 作詞:HIKARI 作曲:HIKARI
自分の歩むべき道が、目の前に続いている?
そんな甘い話は、世の中にそうそうないでしょう。
また、人の用意した道を進むことに、真実の生きる意義を見出せるでしょうか。
自分の道は、自ら切り開いていくものです。
誰のせいにすることなく後悔せずに歩み続けるためには、自分自身を信じること。
今のその歩みが、未来にそのまま反映されていくのです。
幾通りも枝分かれした道が目の前にあるとき、誰しもどの道を選べばよいのか悩むでしょう。
どの道が正しい道で、笑いながら歩んでゆけるのか。
どの道が険しくて、行き止まりになってしまうのか。
決してやり直しのきかない人生です。
我武者羅に、過去に思い描いていた理想郷を目指して進み行くしかないのかもしれません。
納得できるゴールに辿り着けたと思えるような道を歩んでいきたいですね。
決意
祈りは陽炎(かげろう)のよう ユラユラと遠く揺れながら
抗(あらが)えぬ真実を無情に映しては消え行く
引き返せない カードはもう切られた
出典: Edge of Days / 作詞:HIKARI 作曲:HIKARI
過去に犯した過ちが、心に突き刺さります。
あの頃に戻ってやり直したい。
誰しも、後悔の念に襲われることがあるかもしれません。
けれども、もう後戻りはできないのです。
一度犯してしまった罪が消え去ることはありません。
また、どんなにもがいても、解決できない問題だってあるはずです。
その問題に納得いくまで何度でも立ち向かうのか。
それとも問題からあえて離れ、新たな道を見出して歩み直すのか。
遠回りに見えるようなことが結果、近道になることがあるかもしれません。
とにかくただ前だけを向いて、自ら切り開いた道を進むだけです。
微かな希望
堕落
鏡の前立ち竦む 虚ろな目に宿した
消え入りそうな希望がそっと語りかけた
いつの間にか過ぎ去って行く色のない日々に
そう決して答えなどない
出典: Edge of Days / 作詞:HIKARI 作曲:HIKARI
八方塞がりで、日々思い悩んでいました。
もう、思い描いていたはずの夢も諦めかけていました。
しかし、ただ悶々と塞ぎ込んでいては堂々巡りです。
どこにも辿り着けないうえに、あの時こうしておけばよかったと後悔の念に駆られるかもしれません。
もう、自分を責めることはやめましょう。
味気のない日常を繰り返し過ごしていても、なんの意味もありません。
道が見えなければ、新たな道を自分で作ればよいのです。