アカシック『you&i』の歌詞をピックアップ!
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2014年3月にリリースされた1st mini Album「コンサバティブ」から来年で5周年を迎えるアカシックが、初ワンマンを行った下北沢SHELTERにてワンマンライブ2DAYSを開催致します! 1日目 3月18日(月)は『ヒール疲れでコンサバ編』、2日目 3月19日(火)は『限界ぶりっ子プリチー編』と2014年にリリースされた1st mini Album「コンサバティブ」と2nd mini Album「プリチー」の2作品をコンセプトに、1日目は「コンサバティブ」収録曲、2日目は「プリチー」収録曲をセットリストに組み込んだワンマンライブを2日間に分けて行います。
どこかノスタルジックなMVも魅力的な『you&i』
近すぎる「you」と「i」の関係性
友だち以上、恋人未満。
そんな関係性も、相手がそう思っているとは限りません。
ただの友だちか、あるいは恋人候補か。
あなたの好きなことも苦しさも何だって知っている
酷い雨をうざがった 犬みたいな
抱えた黒いの 貸しなよ
出典: you&i/作詞:理姫 作曲:奥脇達也
犬は散歩が好き、とは限らないのかもしれませんね。
どんなに悪天候であろうと犬用のレインコートを着用して散歩に連れ出されてしまう。
レインコートを着ていたって、雨粒は容赦なく顔を叩きます。
飼い主さんは犬のためを思って散歩に連れ出しているはずです。
それが分かっているからこそ、降りしきる雨を邪魔だと感じたとしてもどうすることもできません。
「行きたくない」「飼い主さんの気持ちは嬉しいから行かなくちゃ」
相反する感情がマーブル模様を描き、例え犬だとしても苦々しい表情を見せるのでしょう。
犬を飼っている理姫ならではの視点です。
これらのことから、主人公が指摘した「黒いの」の正体が浮かび上がります。
「どうにかしたいけれどどうにもならない」という行き詰まりではないでしょうか。
そして語り手は、行き詰まりで悶々とする相手に救いの手を差し伸べようとするのです。
この曲の主人公は「i」、そして相手が「you」なのだと推測できます。
連れ出してあげる
高い凄いケーキも食べさせてあげる
見たい映画に似合う 服も買おう
街を出て
出典: you&i/作詞:理姫 作曲:奥脇達也
相手の行き詰まりや辛い気持ちを発散する方法を提案します。
ここで気づくのが、主人公が相手の好みを熟知しているという点です。
何をすれば気晴らしになる相手なのかをよく知っています。
映画の世界に入っていけそうな格好をすると現実を忘れられるから、という提案なのでしょうか。
知っている人が誰もいない世界に誘っているような歌詞ですね。
主人公は前出の歌詞で、相手の重い荷物も持ってあげています。
とにかく相手の沈んだ心をどうにかしてあげたい!という気持ちが垣間見えるセクションです。
誰よりずっと味方だけど
出典: you&i/作詞:理姫 作曲:奥脇達也
相手に対して非常に献身的な主人公。相手にとって一番の理解者でいたいと思っているのでしょう。
辛いときはいつでも頼ってもらえる立ち位置にいたいのです。
しかし主人公が心から求めている立ち位置は、そこではないのかもしれません。